目的地に行く地図が違う
ステイホームで子どもが家に居るとイライラすることもあるでしょう。でも、子どもが問題を起こしたとしても頭ごなしに怒るのではなく、子どもがその行動に至った理由や原因を聴いてみる。
「どうしてそう思ったの?」とかね(*^^*)
私たちは外界からの刺激で感情が生まれます。外界からの刺激で最も大きいのは視覚から得られる情報です。
人が外界から得る全情報の80%以上を視覚が担っています。つまり私たちの感情のほとんどは目に見える情報を参考にしていることになります。
動物や赤ちゃんを見ると明るい気持ちになり、事件などのネガティブなニュースを見ると暗い気持ちになります。
これを人間関係に置き換えて考えると、相手に何を観せるかで相手の感情が変わるということになり、会話をしている時に目に入っている情報は、お互いの表情。
例えば、あなたは他者から話しかけられた時、どんな表情で話していますか? 両親、ご主人、子ども、友人、大好きな人、お客様、職場の人、学校の先生、近所の人、道を聞かれた人、それぞれ想像してみて下さい。
相手によって表情を変えていますか? 誰もそんなに面倒くさいことはしませんよね。しかし、残念ながら無意識に相手への感情が表情に出ています。それも身近な人ほど内側の感情が表情に出ているはずです。
不機嫌な表情をしている人と話していると、こちらに相手の不機嫌な表情が伝染します。このようにどんな表情を目にするかで相手への印象を変えています。
人によって表情を変えて話していると、周りから観ると「相手によって態度を変える人」と印象付けされるかもしれません。
自分の評価を上げる方法は色々あると思いますが、一番、手っ取り早くできるのは「笑顔」ではないでしょうか。笑顔は相手の不安や警戒心を解き、安心感を与えます。特に出合い頭で笑顔の挨拶は最強です。
コミュ力をアップするのは、笑顔で反応する習慣を身に付けても良いのですが、相手が観る情報は表情だけでなくボディランゲージでも見られています。
さて、ここで質問ですが、相手にどんな態度で話されたら嫌ですか?
例えば、スマホを見ながら、新聞やテレビを観ながら、時計ばかり気にしてる、腕を組んでいる、足を組んでいる。
心理学的に無意識に腕や足を組むのは、相手の話しをブロックしているボディランゲージと言われています。
「好意の返報性」といって、相手に好意を示すボディランゲージをとっていると相手も好意で示してくれるというものです。
いくら笑顔で話されても、腕組されたり上から見下ろすような横柄な態度で話されると、良い気分ではありませんから、こちらも相手に対して意識しておく必要があります。
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あなたにも気付きがありますように
下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。
◇「メラビアンの法則の誤解」
行為者・観察者バイアスとは
【小さな実践】
あなたが自分の表情に最も気をつけるのはどのような場面かを想像して書き出してみる 例えば「忙しい時に限って職場の◯◯さんが話しかけてくる。その時の私は多分、嫌な表情になっているのでこれからは笑顔で対応してみよう」