早朝の2時間は宝の山
先日は、「水平思考(ラテラルシンキング)」という思考法について、水平思考の考え方で次のような事例を上げてお伝えしました。
カーブミラーが設置されている片側一車線の山道の急カーブで正面衝突が多発する場所があり、少しでも事故を減らすために色々試したが事故が減らなかった。そこで実際に行なった対策は何か?
この答えを水平思考で考えて解決した人がいます。その解決策とは何か?で前回は終わりました。実は何かを増やしたのではなく、センターラインを消したのです。
「そんなことをするとよけいに危険じゃないか」という声もあると思いますが、中央線を消すと「対向車がカーブをショートカットする可能性があるので危険!」と運転者自身が判断し、危険予知のために速度を落とすようになったのです。
水平思考のトレーニング
水平思考に「シックスハット法」という思考法があります。思考の異なる6つの別視点「客観的」「直感的」「肯定的」「否定的」「革新的」「俯瞰的」で物事を観る。よく使う基本形は3つ
1.常識を疑ってみる
2.視点を変えてみる
3.組み合わせたり切り離したりしてみる
1.常識を疑ってみる
思い込みの枠を外して常識や前提を疑ってみる。
上記の例で言えば、「何かを設置することで運転者をコントロールする」という常識の枠を外し、「運転者が自ら危険を感じる」ように、すでにあるものを削除した
2.視点を変える
自分の目線で物事を観ているが、その視点を客観視したり全体を俯瞰して観ると、他人の目で別の世界を観ることができる
3.組み合わせたり切り離したりしてみる
物事を組み合わせたり切り離すことで新たな価値が生まれる
どうでしょう、私たちが当たり前だと思っている中に、革新的なアイデアが眠っているような気がしてきませんか。
学生の時に、アルバイトである企画会社の新製品のアイデア出しをやらされました。その時に行なったのが、この水平思考の3つの基本形です。3人で300以上のアイデアを出し採用されたのが2つでした(笑)
あなたにも気付きがありますように
下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。
◇「多角的に光を当てると影から新しいモノが生まれる」
プロが教える斬新なアイデアを出す方法
◇「閃きは無意識の火花」
閃きを放出する場所がある
【小さな実践】
まず、3つの基本形の中で自分が得意なものを1つ選び、物事に対して選んだ基本形で考えてノートに書き出す習慣を身につける