早朝の2時間は宝の山
今回は物事に対する2つの思考法についてお伝えします。
ところで、水平思考(ラテラルシンキング)という思考法をご存知でしょうか?
義務教育は、論理を積み重ねて答えを出す論理思考(ロジカルシンキング)これはデータに基づいて枠の中で発想して答えを出すので垂直思考と言えます。
このように私たちは、小学生の頃から長年に渡って論理思考で考えるクセが身についているので自由研究が苦手な人が多かったのですが、それでも社会人になると水平思考が得意な人は、アーティスト、デザイン、開発、企画などの仕事につきます。
職業の中でも論理思考系や水平思考系、そのどちらも使う職業があります。私が生業としていた建築設計は、論理思考(左脳タイプ)と水平思考(右脳タイプ)に加えて立体思考を使う面白い職業でした。
論理思考は既成概念に囚われやすく、常識の枠から中々出れないのが欠点。一方、水平思考は、既成概念の外から考えるので斬新なアイデアが生まれやすい利点があります。
よく事例として使うものをシンプルにしたのが、3個のオレンジを4人に分けるにはどうしたら良いかという問題があります。
論理思考(ロジカルシンキング)の答えは
まず1個を半分にして4個にし、残りの1個を4等分する
一方、水平思考(ラテラルシンキング)は
3個すべてをジュースにして分ける
実際にこのような事例があります。
カーブミラーを設置した見通しが悪い片側一車線の急カーブの山道があります。そこは正面衝突が多発している場所で、少しでも事故を減らしたいという問題を抱えていました。
この問題に対して次のような対策案が出ました。
「白色破線のセンターラインを黄色実線のセンターラインに変える」「カーブミラーを増やす」「事故多発の看板を設置」「点滅信号機を設置」これらを全て実施しましたが、事故はいっこうに減りませんでした。
考えてみると、これらの対策の全てが「これを設置すれば運転者が注意するはずだ」という論理思考で対策を考えています。
これを水平思考で考えた人がいます。これを行なってから実際に接触事故も無くなったそうです。ちなみにこれは実話です。
さてどのような対策をしたのでしょうか?
続きは次回で(^o^)
あなたにも気付きがありますように
下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。
◇「パレートの法則に基づく楽して成果を出す方法①」
パレートの法則に基づいたエッセンシャル思考とは
【小さな実践】
あなたが現在抱えている問題は、論理思考、又は水平思考のどちらで解決できるかをシミュレーションしてみる