準備途中でも即行動しなさい
自分の言いたいことが上手く言えないとか、自分の意見が伝わらないことで悩むことがありませんか。今回は話し方や伝え方より、まずココロの言葉の鍛錬をお伝えします。
ココロの言葉
階段でつまづいて向脛を打った人を見た時、「痛いだろうなぁ」とココロの中でつぶやいたり、子猫を見て「カワイイ♪」とつぶやいたことがあると思います。
私たちは皆んな、頭の中で考える時には言葉を使って考えています。これがココロの言葉です。外に向けて発する言葉には、伝え方だったりコミュニケーション法、話し方のようなノウハウがあります。
言葉は互いの意見を伝えたり聴いたりできる人間が作った最高のツールです。しかし、ココロに言葉がない時には相手から話しかけられても答えることができません。
例えば、あなたがあるセミナーに参加したとしましょう。少し気になることがあって考えている時に、いきなり講師から質問されたら答えられないと思います。これはココロに質問の内容も答えもないからです。
一方、あなたがとても感動したことを他者に伝える時に、伝え方は下手だとしても臨場感や切実さがあれば想いが大きくなって、相手は共感できるものです。これはココロに明確な答えを持って話すからです。
このようにココロに言葉を持っていなければ、いくら伝え方やコミュニケーション法を学んでいても、相手には伝わりません。
セルフワーク
そういう私も他者に自分の考えを伝えるのが苦手です。
ココロの言葉をすぐ言葉にする思考のクセがあってパートナーから「頭の中で整理してから言葉にして」とよく言われています(笑)
プライベートなら笑い話になりますが、仕事では通用しないので、セミナーや講座で話す際には、前もって台本を作ります。台本を作る時には自分のココロの言葉を整理するので、次のようなセルフワークをしています。
【アウトプット】
思いつくココロの言葉を書き出し、自分の思考のクセを理解するようにしています。このブログを書くことがまさにアウトプットです。
【問いかけ】
書いた言葉に「何故?」「それで?」「本当に?」という問いかけをすると、自分の考え方の方向性と本当に伝えたいことが明確になってきます。
【閃きを引き出す】
ココロの言葉に対して、反対意見として逆に考えたり、自分とは立場も年齢も違う人だったら、どう考えるかと客観視すると、言葉が足りないところや専門的すぎて伝わらないところが浮き彫りになります。
これらのセルフワークをすると、台本に幅と奥行きが出てきます。もちろん、コミュニケーションにも応用できるので、良かったら試してみて下さい。
あなたにも気付きがありますように
下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。
◇「コミュニケーションの4つのスタイル①」
自分のコミュニケーションスタイルを知る
◇「思考を変えるのではなく伝え方を変える②」
アサーティブの4つの柱
【小さな実践】
少しでも腑に落ちるところがあったら、実践してみて自分に合うように削ぎ落としたり加えたりしていると学びを応用できるようになる