マイベストプロ京都
小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

行動するには意識より環境を変える

2020年2月17日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:マインドセットの書き換え

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: コーチング やり方リーダーシップ スキル目標設定 コツ

企業で研修した後、次に繋げるように参加者にアンケートを取って参考にしますが、内容を読んでいると、「うちの職場は研修の事例とは違うし使えないです」と書いている参加者がたまにいます。

確かに事例にピッタリ合う職場はありませんが、素直に人の話が聴ける人は、事例を自分の環境に置き換えて応用します。

セミナーに行ったり、本を読んで満足している自分がいるのは、どこかで他者が言うことを否定し、やらない理由をつくっているから素直に実践できないのです。

ということで今回は「実践するためにやること」をお伝えします。

クエッション箱

ある人が次のようなことを言っています。

「今まで自分なりに考えて生きて、その結果が出ないから今の状況があるわけです。自分の考えでうまくいかないのなら、人の言うことを素直に聞いて実践する以外に道はないでしょう」

「絶対に成功する方法」「お金を稼ぐ方法」「解りやすく成功する方法」など、効率的な秘訣を教えて下さいなどと言われても人生を変えたり、楽して成功したいという甘えの裏返しです。

私が明日から毎朝、ジョギングしようと決めても、朝起きたらモチベーションが下がる。言い方を変えると逃げているのと同じ。

私を含めて多くの人は、意識を変えようとする方が楽だから意識だけに着目します。明日から変わると決めて頑張っている自分を想像するのはすごく楽で満足感もあるでしょう。

しかし、これは想像しているだけで実際にはまったく頑張っていません。つまり意識を変えると言っても、結局、苦しいことから逃げているだけだということになります。

明日から頑張るという意識は、未来の自分に期待し努力もせずに自分との約束を守れないでいると、どんどん自信を失っていいます。

では実行するために何をどうするかですが、

意識だけで自分と約束するのではなく、実践するために環境を変えるのです。

私の事例で言うと、数年前に重度の心筋梗塞で倒れました。今までのような食習慣や運動をしない生活をしていると今度は死ぬと思いました。意識で運動すると言っても出来ないことは解っています。私は思い切って車を手放しました。

車がなければ余計なものを買わなくて済むし、何より歩くことが増えました。つまり、環境を変えるというのは「テレビを観ない」ではなく「テレビを処分する」とか「チョコレートを食べない」じゃなく「買わない」環境に変えるということです。

環境になれるまでキツイかもしれませんが、慣れると普通になります。


あなたにも気付きがありますように


下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。

「自立型人間の100%目的達成法」
環境を変えるワーク

「プチ鬱の私が実践した孤独からの脱出法」
孤独から抜け出す自分への質問



【小さな実践】
意識を変えるのではなく、決めたことが実践できるようにハードルを低くし、嫌でもやらざるおえない環境づくりをする


 

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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