貴女があなたらしく生きる
軽症ウツ
ふと、周りを見渡すと人間関係で悩んでいる人の多いこと。確かにいつの時代も人間関係の悩みはありました。
私たちの年代から現代を比べると、情報量の多さと情報が伝わる速度が昔とは比べものになりません。今の若者は当たり前のように感じているかもしれませんが、そこまでの情報やスピードが必要かどうか疑問です。
このような現代社会の弊害が軽症ウツ。実際、私自身もお袋の認知症初期の頃、軽症ウツになりました。明確な自覚症状はありませんでしたが、パートナーと電話で話している時に「軽いウツ状態じゃない」と指摘されました。
軽症ウツは、よほど親しくなければ外からは「少し元気がない」くらいにしか観えませんから、ウツとは解りにくいと思います。軽症ウツの自覚症状は人によって解りにくいのですが、今思えば下記のようなことが身体の前兆としてありました。
・眠れない、起きれない
・喉、胸、手足の違和感
・動悸、めまい
・便秘、下痢
・吐き気、食欲不振
これらの前兆を放置していると「不安感」「落ち込み」「イライラ」「無気力」「自己否定」「罪悪感」など、否定的な感情ばかりが出てきます。
軽症ウツは社会生活でのストレスが主な原因ですが、私の場合は、お袋の認知症を受け入れることができないことが原因でした。軽症ウツの原因は下記のような要因が外にある場合。
・仕事や勉強が上手くいかない
・対人関係の揉め事、最愛の人との別れ
・目標が達成できず挫折
これらのことに対応できないことで自己否定や罪悪感のようなネガティブな感情ばかりが湧き出るようになります。
軽症ウツは外要因だけじゃなく、次のような身体の内要因によって出ることもあります。
・微小脳梗塞
・甲状腺機能低下症
・糖尿病
・更年期障害
加えて、軽症ウツになりやすいのは次のような性格の人です。
・仕事熱心で几帳面
・何でもきちんとこなしたい
・凝り性で徹底的にやりたい
・周囲に気を使い過ぎる
・気分を害すると引きずる
どうでしたか? 私は全て当てはまりました(笑)
軽症ウツの治し方
程度にもよりますが、軽症ウツくらいなら自分で治せます。私は遠距離介護だったので環境を変えたことと、「◯◯でなければいけない」という完璧主義の思考のクセを「完璧にできないのは当たり前」と考えるようにしました。
自分がやりやすいように下記を参考にして実践してみて下さい。
・身体の健康を取り戻す(食事・睡眠・運動)
・思考のクセを受け入れて修正する(◯◯でなければいけない)→(適当くらいで丁度よい)
・きちんと休める時間を設ける
・環境を変える
あなたにも気付きがありますように
下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。
◇「認知症に初めて遭遇した時の家族の役割り①」
初動の失敗と減らすと楽になること
【小さな実践】
軽症ウツは、上記の内容を参考にセルフコントロールを行なってみる