読書でなくリサーチするビジネス書
中学生の頃、文通が流行っていて県外の女の子と手紙のやり取りをしていました。学校から帰ってポストを見るのが楽しみで、相手からの返事をヤキモキしながら待っていたものです。
手紙の文化には、待つという楽しみと不便さの両面がありました。その後、メールやSNSが到来し、便利でやり取りが早いから喜んでいたものが、すぐ返事がこない不安やイライラを助長させる要素になっています。
いくら便利になったとこで、良いところと悪いところは表裏一体です。今は、どこの業界にもAIを取り入れるようになり、情報量が多く、何でもスピード化されて便利な世の中になりました。
一方、スマホなどで情報過多になりストレスになったり、自分が何をすれば良いのか分からないので、とりあえずフリーターでもという若者が増えているように感じます。
本気でやりたい事を探そうと思えば、ネットでAIを使って自分の才能や強みを発見できるようになりました。これもひとつのキッカケになれば良いことだと思います。但し、本人が納得できればの話です。
コーチングで才能探し
自分の才能ややりたい事探しは、AIに頼らなくても自分の進む道を見つける手段もあります。コーチングを受けるのもそのひとつ。
コーチングの良いところは、自分の進む道を自分自身が見つけられるから納得できるし、モチベーションを維持することができます。
コーチの質問は、クライアント自身のマインドセット(環境、体験、知識、強み、価値観)の中から引き出された答えだからこそ、腑に落とすことができます。これまでのデータをAIに入れたとしても、その時々の感情までインプットすることはできません。
実際に自分の強みや才能を見つけて輝いている人がいるわけですから、ちょっとしたヒントで答えが見つかります。その引き出し方を下記でお伝えしますね。
3つの性質
私たちには、大きく分けて3つの性質があります。それらの性質は小学生の低学年になれば親が客観的に観察できるので、子どもの方が分かりやすいかもしれません。
【共感性】
他者の気持ちを大切に考えながら協調性を持ち、周囲の空気を読みながらコミュニケーションをとるのが得意。(コーチ・カウンセラー・サービス業・コミュニティの代表)
【論理性】
感情に左右されず、物事を論理的に評価し解説できる(マネージメント・法律家・研究者・医者・コンサルタント)
【創造性】
誰もやったことがないことに価値を見出し、画期的なアイデアを出す(アーティスト・起業家・商品開発)
これらの3つの性質の中で、自分は割合的にどれが強いかを分析して性質を見つけます。才能を育てるには、下記のように性質にツール(スキル)を掛け合わせます。
才能=性質×ツール(スキル)
例えば、創造性が高く、1つのモノを様々な視点から捉えられる人は「絵を描くスキル」を身につければ、イラストレーター、漫画家、画家、アニメーション制作などの才能になります。
共感性が高く、他者の気持ちに寄り添える人は「コーチング・カウンセリング」のスキルを身につけると、コーチ、カウンセラー、介護士などの才能になります。
共感性があって論理的な人は「看護師・弁護士・建築家」など、自分の性質を把握し、自分に最も適したツール(スキル)を手にすれば「才能」を見つけて発揮できます。
では、ツール(スキル)の見つけ方のまとめとして、
・自分に合うツールを見つける
・そのツールには需要があるか、需要の大きさと結果が出しやすいか
・ツールの使い方を学べば実践に繋がるか
これらを自分でノートに書き出すか、コーチに引き出してもらうと才能を広げて活かせるようになります。
あなたにも気付きがありますように
下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。
◇「努力しても報われないことはしない!
報われない努力は時間の無駄
◇「1万人に1人のスペシャリストになる掛け算」
あなたは既にツールを持っている
【小さな実践】
自分を知るワーク「自己開示している時に自分の内面を知る気付きが起こる」を実践してみる