困難や課題は◯◯思考で乗り越えられる

小橋広市

小橋広市

テーマ:マインドセットの書き換え

このような課題を持ったことがありませんか?

・困難な状況にいる
・挫折や失敗を恐れて挑戦できない
・トラウマを克服できない

即効性はありませんが、このような状態になっても乗り越えることができるマインドセットに変えられるというお話をします。

アイデンティティ

成長思考と固定思考


私たちは学ぶことへの信念を2つ持っています。それが次の「成長思考」と「固定思考」で、普通の人は固定思考が多く、成功者に多いのが成長思考だと言われています。

「固定思考」とは、何が自分にできて何ができないのか、それは元々自分の能力によって決まっている、と信じている。言いかえると、自分は自分でありのままという現状を維持していくので、挫折や失敗しても乗り越えることが困難です。

例えば、このような考え方の人「あの人は才能があるけど、私にはない。羨ましいなぁ」「やはり私にはできない。諦めるなら早いほうがいいかも」「これが得意だから、これだけ続けていこう!」


「成長思考」とは、「誰にでも、何でもできる可能性がある」と信じていることで、持って生まれた才能ではなく、自分の行動によって新たな能力を得ることができます。困難があっても、それを解決策を生み出すスタート地点と考えてチャレンジします。例え、挫折や失敗したとしても、全てを成長の糧とするので観える景色も、困難がある度に変わってきます。

例えば「あの人にできるのなら、私にもできるはず」「失敗したけど、またひとつ学ぶことができた」「これが得意だけど、別のこともやってみよう」と考える人。


少し蛇足になりますが、成長思考と固定思考で身体の反応が異なります。固定思考は人間が本来持っている本能的な思考なので、危険から身を守る反応がでます。

困難に出くわすと、闘争か逃走か(闘うか逃げるか)で、攻撃を受けた時に出血を抑えるように、心拍数が上げて血管が収縮させるので心身ともストレスを抱えてしまいます。

慢性疲労、肥満、老化、鬱などの原因のひとつに、固定思考の人がストレスに対して闘争、逃走反応が頻繁に起きていることが考えられます。

成長思考を育む


どうすれば「成長思考」を育むことができるかということですが、それは次のようなマインドセットに置き換えることです。

今経験している課題や困難の中で得られるものを見出す。例えば「人間的な成長はあるか」「新たな一面が観えるか」「人の痛みが分かるか」「人生と向き合えるか」「全てに感謝できるか」などを徹底的に意識してみる

過去から現在までの成長の物語を具体的に書き出す。例えば、今の課題は1年後から振り返るとすでに乗り越えた課題であるとイメージし、今までの課題や困難を乗り越えてきた事実を客観的に書き出し共通点をピックアップ

課題や困難があって不安になっても、全て成長と考えると身体にチカラがみなぎって集中力が高まり、行動する勇気が湧いてくる

私たちは、全ての人に成長する能力が備わっています。

良かったら参考にして下さい。


下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。

「ネガティブな出来事が起こった時の思考や行動のクセ」
集団心理や思考のクセを知る

「行き詰まったらスタート地点に戻って視点を変えてみる」
挫折しそうになったり、目的がぼやけてきたら◯◯する



【小さな実践】
過去に問題や困難を乗り越えた際、何かきっかけがあったのか、それは人脈かスキル、時間、お金、環境か具体的に書き出してみる


 

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小橋広市(講師)

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

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