ストレスを味方につけるとめちゃ楽になる

小橋広市

小橋広市

テーマ:マインドセットの書き換え

一般的にストレスは悪いものとして認知されていますが、ストレスは良い面をいっぱい持っています。このことは以前にも書きましたが、今回は科学的見地からお伝えします。

「ストレスは悪い影響を及ぼす」と捉えると心身に不調をもたらしますが、「
ストレスは良い影響を及ぼす」と捉えると心身に強さと柔軟性をもたらすことができます。

女性と本のイメージ

コルチゾールとDHEA


これらは本人がストレスに対して、どのように捉えているかで、同じ事象でもまったく正反対に受け取ります。科学的に言えば、ストレスの大小に関わらず、捉え方しだいでコルチゾールとDHEAの割合が真逆になるという研究の結果です。

コルチゾールは、ストレスを受けた時に分泌が増えることから「ストレスホルモン」とも呼ばれ、ストレスに対して身体と脳がエネルギーを使いやすくする反面、過ぎると自律神経系や内分泌系に対して悪影響を及ぼす諸刃の剣のホルモンです。

DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)は、「若返りホルモン」とも呼ばれ、ストレスを通して脳の成長を助け、コルチゾールを抑制し回復を早めて免疫機能を高めるホルモンです。

DHEAもコルチゾールも副腎で分泌されるホルモンで、この二つが連携して働くと、有効に機能します。ちなみにうつ病の場合は、コルチゾールが高く、DHEAが低い傾向にあるようです。

ストレスに対する考え方


ストレスは良いと思うだけで、充実感、幸福感、心身の強さをもたらしてくれます。では、ストレスに対してどのように考え方を変えればよいか、どの程度変われば良いのか考えましょう。


ストレスをメリットとして考えると、

・パフォーマンスや生産性が上がる
・健康で活力が向上する
・学習効率が高まり、成長速度が上がる
・やりがいを感じ、人生に対する充実感が増す
・五感が鋭くなり注意力が高まる
・エネルギーを集中できる
・人の気持ちを理解し社会性が高まる

これらは人によって違うので、通常ならネガティブに考えるところを、上記のようにポジティブに考える思考習慣を身につけるということです。

例えば、ビジネスマンが、社内研修ばかりでストレスが発散できないと考えるより、パフォーマンスや生産性が上がるとポジティブに考えることで、通常ならストレスに感じることでも、心身に良い影響を及ぼします。

専業主婦の方だったら、子どもの送迎やママ友との付き合い、家事でてんてこ舞い、あれもこれも全部ストレスになると考えるより、色々、行動している方が健康的で活力が向上すると考える方が脳にとっては良い影響を受けることになります。


このような考え方を自分の思考習慣として定着させ、ストレスを取り除くストレスフリーの思考法と、今回、お伝えしたストレスは良いというストレスフレンドリーの思考習慣をそれぞれをかけ合わせるのがベストです。

参考にしてみて下さい。


下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。

「ストレスのメリットに視点を向けるとストレスが半分になる」
ストレスをメリットと考える思考法

「強い味方になる幸せホルモンを出す方法」
幸せホルモンの出し方



【小さな実践】
ストレスのポジティブ効果を高める思考法を実践し、応用する思考習慣
・ストレスが身体に良いという考え方があることを認知する
・その考え方をストレスを感じるたびに意識する
・ストレスのポジティブな考え方を繰り返し意識する

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小橋広市(講師)

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

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