思い込みのワナ
ドラマ学習
映画やテレビドラマを観ていて勉強になることが2つあります。
1つは、人間模様を俯瞰できること、つまり、人間関係において、互いの感情の駆け引きを、誰に気を使うことなく客観視できます。
映画やテレビドラマで、ストーリーも楽しめますが、人間関係や感情の揺れ動きを観察する最高の学習教材になります。当たり前ですが、どの視聴者も第三者の目線で相手の感情の動きを観ることができるからです。
普段ならリアルな当事者ですから相手の感情の動きくらいは解るかもしてませんが、自分のことは俯瞰できないはずですが、視聴者は冷静に出来事を俯瞰して観ることができます。
人間関係のトラブルは、たいてい当事者同士が感情のバリアーを張って自分を正当化しています。よって視聴者がドラマを観るように、互いの微妙な感情の動きを客観視することはできません。
感情の吸い取り
私はアンガーマネジメントファシリテーターであった頃、「怒り」について多くの方にお伝えしてきました。その講座の中でいつも言っていたことは、普段から何気なくできるトレーニングです。
簡単で再現性のあるトレーニング法は、ドラマの中の気に入ったセリフを真似ること。例えば、あの俳優の叱り方が良いと思ったら、最初はそのまま真似てシックリこなければ、自分に合うようにアレンジします。
ドラマを観ている時に、素敵だなぁと思えるセリフは、普段、自分が使っていないセリフなので、真似ていると言葉のボキャブラリーが増えるので言語習慣を変えることができます。
映画やドラマを観て学ぶことの2つ目は、次の「苦手な文章はドラマで克服できる」でお伝えします。
【小さな実践】
ドラマを観て素敵だと思えるセリフとシチュエーションを書き留めておく