早朝の2時間は宝の山
衝動買いをした時、こんなことを自分に言い聞かせたり、言い訳したりしたことがありませんか?
仕事で使うものだから・・・
限定品だから今しか買えない・・・
このチャンスを逃すともう買えないかも・・・
こんなこじつけのように買う理由をつくって正当化し、自分を慰めたことが一度や二度はあるでしょう(笑)
恒常性維持機能
人が自分を正当化する心理は、自分の存在や心理状態を一定に保つことで、自己崩壊をしないように自己を維持する「恒常性維持」という本能の一部で、恒常性維持機能は、生存本能なので思考や行動にも影響を及ぼします。
※恒常性維持とは、病気の原因となるウイルスや細菌に感染したり、癌細胞が発生し多少増殖をしても、常に体の環境を快適で一定した状態を維持する機構が備わり、生体環境を正常な状態に保とうとする。これを生体の恒常性の維持機構という。(専門書から引用)
例えば、「決めたことを継続できない三日坊主」や「新しいことへの変化を怖がる」これらは、恒常性維持機能の影響を受けていると言えます。つまり、変わろうとしても生体機能が「変わりたくない!」と抵抗しているわけです。
茹でガエルの法則
しかし、このような屈強の恒常性維持の機能も、実は騙すことができます。「茹でガエル」の話をご存知でしょうか? 例え話としてよく使われることがあります。
水をはった鍋の中にカエルが泳いでいます。鍋に火を入れると徐々に水温が上がりお湯になっていくことに気付かず泳いでいたカエルがいつの間にか茹でられる 。という残酷な例え話。
習慣の改善は、「茹でガエルの法則」を応用します。恒常性維持機能も、少しずつ変化させれば抵抗を受けずに変化が可能。 長期記憶に習慣を刷り込むには、一度に大きな変化をさせずに、少しずつ変化させるというやり方です。
数字の説得力
1%の法則をご存知ですか? 毎日、1%ずつ変化させると1年後には38倍になるという法則です。つまり、1.01^365日=37.8倍。1.01の法則では、1.01の365乗が約38倍になるわけですね。
わずか1%だけ毎日変化させれば、1年後には38倍も変化していることになります。中学生のお子さんならこの法則が理解できるので、スモールステップを数字に置き換えて楽しんでみて下さい。
【小さな実践】
すぐ実践できることをノートに整理して行動する準備をし、その中でも簡単で小さく実践できることを1つだけ選んでスタートしてどのように変化するか検証する