めちゃ簡単な障害の乗り越え方
知能指数は遺伝
学歴コンプレックスを持っている親が、子どもに高学歴を求めて教育ママになることがあります。教育に力を入れるのは、たいていパパよりママの方です。
理由としては、ご主人が妻の学歴にコンプレックスを持つことはまずありませんが、妻は、自分とご主人が学歴コンプレックスの対象になりやすいからです。
しかし、いくら教育ママになって子どもに夢を託しても、IQは遺伝によって左右されると言われています。知能は70%以上、学力は60〜80%の遺伝率があるそうです。もちろん、家庭などの共有環境の影響にもよるでしょうけどね。
私は、子どもが望んでいるのなら別ですが、親の課題を子どもに押し付けるより、子どもが先天的に持っている得意性、才能を見つけて伸ばすことで、子どもが自立し、個性を伸ばせると考えています。
そこでどのように幼児教育をしていくかですが、まずは子どもの特性や価値観を知ることから始めてはどうでしょうか。
子どもの特性・価値観の発掘
前にコーチングで参考にする「タイプ別」についてお伝えしたことがあります。クライアントの特性を知る論理に「類型論」と「特性論」があります。
類型論は、「あなたは◯◯タイプ」というようなタイプによって区別される理論で血液型占い・動物占いなど
特性論は、ビッグ・ファイブ・YG性格検査など、各尺度の程度で示される
今回、お伝えするビッグ・ファイブは、ゴールドバーグが提唱したパーソナリティの特性論で、性格は下記の5つの要素の組み合わせで構成され「特性5因子論」とも呼ばれるそうです。
「外向性」「協調性」「誠実性」「神経症傾向」「経験への開放性」
外向性 興味や関心を外に向ける 特徴として、社交性、活動性、積極性がある
調和性(協調性) 周りとバランスを取りながら行動する 特徴として、利他性、共感性、優しさ
誠実性 責任感があり勤勉 特徴として、自己規律力や達成への意志、真面目
神経症傾向(情緒安定性) 情緒面で不安定な傾向 特徴として、環境刺激やストレスに敏感、落ち込みやすい、衝動的
経験への開放性 美的、文化的に新しい経験に開放的 特徴として、知的好奇心が強い、想像力が豊か
類型論と特性論
類似論と特性論を感覚的に言うと、類似論はデジタル論、特性論はアナログ論です。心理学を勉強している方は、普通にビッグ・ファイブをご存知だと思います。
私の場合は、最初にタイプ別(類似論)の導入で入り、セッションの中にビッグ・ファイブの問いかけを折り込みながらクライアントの特性や価値観を引き出していきます。
こうすることでコーチとクライアントの信頼性が高まるので共通言語でセッションできるようになり、同じ地図を観ながらゴールを目指すことができます。
ビッグ・ファイブを体験したいですか?
iPhoneを持っている方はアップルストアで「超性格分析」というビッグ・ファイブを基にしたアプリがあります。是非、子どもとゲーム感覚でやってみて下さい。
【小さな実践】
幼児に適したビッグ・ファイブの問いかけを作ってみる