緊張を取り除くためにする2つのこと
昔、占い師に手相をみてもらったところ、ほとんど当たっていました。当たっていると言っても特に驚くことではありません。というのは、占い師はある法則を使っています。そうは言っても占い師がみんなこの法則を使っているわけではありませんからあしからず。
占い師は私にこう言いました。「小橋さんは多くのことを乗り越え、頑張ってきました。これからは小橋さんの素晴らしい経験を大勢の人に伝える使命が訪れます」こう言われると誰でも悪い気はしません。この占い師の言葉に、私自身の経験や価値観を、自分に都合良く当てはめて解釈します。友人の占いの抽象的な部分を分析してみると、「多くのこととは何か」、「何をどのように頑張ったのか」、「素晴らしい経験」とは何か、「大勢の人とはどんな人か」など、これらを自分のリソースで埋めていくと、素晴らしい人物像ができあがります。
占いは統計学と専門的な話術で構成されているので、お客さん側が自由に意味を解釈できるようなことを言うので、聞いている方は抵抗なく受け入れられるのです。 これは占いに限らず営業マンも使っている話術です。
私は長年携わった建築業務からコーチに転職した時、パートナーが「絶対コーチに向いていると思う」と言い続けてくれました。恐らく、無意識に私の潜在意識に刷り込まれていたのでしょう。今ではコーチが天職とさえ思えます。「この仕事であなたは№1になれるよ」と言われると根拠がなくてもモチベーションが上がります。「この料理は素材を厳選し、心を込めて作りました」高級で特別感があり、きっと食べても美味しく感じるはずです。
これらの言葉は、あなた自身が、自分のリソースの中で心地良いストーリーを作ります。心地よい言葉を聞いていると心がとても豊かになり、知らないうちに言われた言葉の通りになっている自分に気付きます。騙されたと思って、育てている花に心地よい言葉を毎日かけてみて下さい。美しく答えてくれるはずです。
【小さな実践】
あなたはどのような言葉をかけられると
モチベーションが上がるか意識しておく