制限の良し悪し
被災者の方にお見舞い申し上げます。 くれぐれも無理のないようにご安全にお少し下さい。
毎年、想定外の異常気象と言われていますが、これからは想定内と考えた方がよさそうですね。
ところで、以前、脳検査をした際、ところどころに点々と加齢による軽い脳梗塞があることが判明。新しい梗塞ではないので、問題ないとのことでした。軽度の脳梗塞なら未使用の脳細胞が梗塞を起こした部分を補ってくれるそうです。
そんなことから、今日は脳の話をお伝えします。
こんな経験がありませんか?ブログのネタ切れで、とりあえず雑誌からヒントを得ようと探している時に、まったく雑誌の内容とは関係がないところからネタが湧き出たこと。私はそれがよくあります。それを脳科学的に言うと過去の経験や体験、或いは専門知識などが潜在意識の中に情報として点在しています。それが何かのキワードによって、点在していた情報が、電流が流れるよう繋がることで閃きになると言われています。
よく潜在意識と交信すると、良い閃きが出るといいますが、そうそう簡単ではありません。しかし、その「閃き」を引き出す専門家がいます。それが「コーチ」です。コーチは潜在意識に深い質問を投げかけることで、あなた自身が持っている答えを潜在意識から導き出します。ただ、いくら優れたコーチでもあなたの中にないものは引き出せないですからね。
では、コーチに頼らずに自分で引き出すことはできないのかというと、それができるのです。それは「アウトプット」。例えば、あなたが友人に向けてまくし立てるように仕事の愚痴を言っている時、ふと、我に返った時に「あれ?私はこのようなことを考えていたのか」このように、話している最中に、自分の言葉に反応することがあるはずです。これを専門用語で「オートクライン」といいます。
私たちは、会話する時に言葉の200〜300倍の速度で思考が働いていると言われています。この速度で働く思考は、私たちは、普段、認識していません。思考を認識するには、会話などで自分の思考をアウトプットし、それを自分自身も耳で聴くことでオートクラインが起こります。コーチングはこの「オートクライン」を促すために、自己認識を深める質問をして気付きや発想を促しています。
つまり、私たちの脳は、アウトプットすることで自分の声から、脳が潜在意識にある知識や体験を基に適応する答えを探して無作為に言葉にしています。その時に引き出される言葉は、普段は繋がっていない点と点が偶然に繋がった時に発せられます。コーチに頼らなくても自分で気付きを促す方法です。
気の許せる人に、悩みや問題を、きちんと整理しながら話して下さい。そして、その悩みや問題に対して、制限していること、試してみたいこと、過去に上手くいったこと、過去に失敗したことなどを、順序立てて話していると、オートクラインが起こることがあります。
是非、お試しを。
【小さな実践】
ブログネタがない時に、テーマを決めて5分間だけICレコーダーに
頭に浮かんだことを文法など気にせずに録音し、
それを再生しながらブログを書いてもみる