認知症の新たな個性を受け入れるには
お袋が特養に入ってから
インフルエンザが流行っている
ということで面会できず、
ずいぶん会ってないように感じます。
お袋がまだ実家で
暮らしている頃の話
私が実家に帰った際、
お袋がいつも口にするのは、
「ヘルパーは皆んな嫌い」、
「もう来てほしくない」
などという愚痴ばかり。
ヘルパーさんの日誌をみても、
「来るなと言われた」という
ネガティブな内容が多くなっています。
お袋に、何故、嫌いなのか、
たずねると「何かすかんのじゃ」
これは生理的に嫌いと言うこと。
私が実家に帰っている時に、
問題のヘルパーさんに
遭遇したことがあります。
ヘルパーさんとお袋の会話を
観察してると、二人とも仏頂面で
互いに視線を合わしません。
お袋は「私はあなたが嫌い」という
トーンを思いっきり出して
ヘルパーさんと接し、ヘルパーさんも
お袋の仏頂面を見ながら話しているので、
双方に負の感情が伝染してます。
コミュニケーションは、
言葉から入ってくる印象より、
声の大きさや表情などの印象が
大きいです。
このような双方の認知が、
コミュニケーション構造でいう
悪循環のループ。
認知症になると、
大人の理性のタガが外れて
子供のように素直になります。
残念ですが、
介護のプロの方でも、
コミュニケーションが苦手な方が
いることを認識した次第です。
【小さな実践】
家族が認知症の親に向き合うには
感情の価値基準を変えてみるしかない