思い込みのワナ

昔、録画してた
「探偵ナイトスクープ」という
関西で放映されている番組の中で
ちょっといい話を紹介します。

この番組は視聴者の願いを
探偵に依頼して叶えてもらうという内容で、
この日の依頼者は関西の女性。


依頼内容は、
35年前、修学旅行で北海道に行った際、
とても仲良くなった北海道在住の
観光バスの元運転手さんと35年間、
年賀状のやり取りをしてたそうです。

ところが、
その年の運転手さんの年賀状には、
「もう年賀状はこれが最後になります」
というような内容が書いてあったのです。

運転手さんの年齢のこともあり、
それを見た依頼者は、てっきり、
運転手さんが病気になったと勘違いし、
まだ話しができる間にどうしても
会っておきたいと思ったそうです。

会って分かったことですが、
その運転手さんは、依頼者の年賀状が、
年々、元旦に届かなくなったことを
筆が重くなったと勘違いし、気を使って
今年で終わりにすると、年賀状に書いたそうです。

双方に勘違いはありましたが、
思いやりのある優しい勘違いですね。








誰でも思い込みや
勘違いをすることはあります。
私もありました。

いつも行くカフェで働いてる女の子が、
他の客には見せないような笑顔で
自分に応対し、何かしら話しかけてくれる
もしかしたら気があるのかも・・

なんてね(笑)


まだポジティブな勘違いはマシで、
交際している彼女のファッションや
メイクが派手になり、いつ電話しても
残業で遅くなると言われる。
もしや他に好きな男ができたのかも・・


などと勘違いすると
どんどん負のスパイラルで
ネガティブな妄想を始めます。


今回の話の依頼者と運転手さんのように
あれこれと考えるより、自分の想いや不安を
思い切って相手に伝えてみると
案外、自分の思い込みだってことが分かりますよ。




【小さな実践】
自分の経験、体験、概念を通して
思いこみや勘違いが起こるとすれば
相手の観点に立つと観えるものは変わるはず