コミュニケーションとジョハリの窓
入院してました。
初めて聞いたら驚きますよね(^o^)
実は私、今年の2月25日に
心肺停止状態が35分続くような
心筋梗塞で倒れたんです。
4年前に心筋梗塞で倒れた際に
左心房にあるY字路の冠動脈に入れた
ステント部分に、今回の閉塞が起きて
心肺停止に至ったってことです。
今回はそのステントの検査ですが、
ついでに4年前から梗塞を起こしてる
左心房の裏の冠動脈にもステントを入れる
という二泊三日の入院。
今更、ステントを入れたからといって
壊死した心筋は元通りにはなりませんが
今後のために使える冠動脈は多い方がいいし。
ということで、
今日は入院とはまったく関係ない
アンテナの感度の話。
人は自分が好きなもの、嫌いなもの
トラウマ、恐怖・・・
特に意識を強く持っているものには
アンテナが高感度になります。
つまり、
相手に対して不利益になるような
負い目(罪悪感)があると、
相手の主張にアンテナが高感度になり
些細な言葉でも責められているように
感じることがあります。
例えば、
就活で中々採用が決まらず
面接ばかり行っている時に、親から
「会社を選んでいる場合じゃないよ」
なんてことを言われたら
どうでしょう。
親としてみれば
冗談のつもりで言ったことでも
子供が親に負い目を感じていれば
アンテナが高感度になっているので
皮肉を言われたように感じて
抑えていた感情が溢れるでしょう。
アンテナの感度は誰でも
毎日、いや時間単位で変わることがあります。
特に感情の中で最もエネルギーが高い
怒りは高感度です。
コミュニケーションは
自分だけが感度を調節するというより
相手のアンテナの感度を察知することが
必要になってきます。
アンテナの感度を察知するというのは、
当たり障りのないように接することではなく
「相手が一番望んでいることが何か」を
聴いて感じること。
上記の例ですと、
子供にしてみれば、就職できない負い目と
先が見えない不安があります。
そして親の方にも
経済的なことや世間体などで
先が見通せない不安があります。
お互いの立場で
アンテナの種類は違っても
高感度であることは変わりません。
お互いの主張をすり合わせするには
「せめてこうしてくれたら」という
双方の着地ポイントを探すことです。
「話せばわかる」という言葉が
流行ったことがありますが、
今は「聴けばわかる」です。
自分の主張を置いて
相手の主張を聴いて感じてみる
時間はかかりますが、
「聴いて感じる」を続けていると、
双方の尖った部分が丸くなってくるはずです。
【小さな実践】
「すり合わせ」は
飛び出ている部分を互いが削って
双方の面を滑らかにすること
まずは家族ですり合わせしてみる