住まい方は家族のカタチ

2017年9月23日公開 / 2020年10月25日更新

テーマ：住環境習慣コンディショニング

コラムカテゴリ：スクール・習い事

あなたが建築関係の仕事に携わっているか
新築を考えているとしましょう。

土地から探すときは、
予算や通学、通勤、スーパーの有無
環境などの外的条件。

そして、
住まい方や家族のあり方や将来像
などの内的条件。

これらが家づくりを考える時の
ハード面とソフト面の条件になります。

今回、注目したいのは内的条件の
家族の将来像とバランスです。

私は府や市からの依頼で
現在でも住宅の耐震診断を行っています。
耐震診断なので当然、家の中に入ります。

その時に玄関に出ている靴とか
家具の大きさやレイアウト、物入れなどを見ると
生活の一部が想像できます。

家族構成が分かれば、
間取りで家族のあり方が観えてきます。
リビング、キッチン、サニタリーを見ると
奥様の動線や家族の生活習慣が観えます。

良い悪いのジャッジなしで
家族のあり方は住まい方を観たら
ある程度わかります。

診断後の話しで、
子供とコミュニケーションがとれてなかったり
夫婦の会話がなかったり、色々な愚痴を
奥様から聞くことがあります。

そんな時につくづく思うんです。

家族のあり方は、
建物と家族とのバランスがとれてないと
いくら新築・リフォームしても同じ。

住環境×家族習慣×家族力は、
それぞれバランスがとれてなかったり、
どれかが欠けるとゼロになります。

専門家と打合せするのなら
あなたの家族の価値観や生活習慣を
家族とよく検証し、将来像を見据えて
間取りを考えましょう。

家づくりは人生で一番大きな買い物
慎重にやりましょうね。

【小さな行動】
何故、新築するのか
何故、リフォームするのか
その目的の先には何があるかを
家族全員でとことん話してみる

　