◯◯と◯◯があるとコラムネタに困らない
以前、小学校で午前と午後に分けて
ステンドグラスの体験教室をした時の話。
午前中の体験教室は、
色や形が違うステンドグラスの材料を
大きなトレーの中から好きな材料を
選んでもらうようにしました。
すると、子供たちが
好きな色を取られたとか交換してくれないとか
泣く子や怒る子が出るんです。
これはいけないと思い、
午後からはセットにして個々に渡したところ、
色が少ない友だちに自分のを分けたり
交換する子が出てきたのです。
これは何故だと思いますか?
午前中は、子供たちにとって、
材料はまだ自分の所有物ではありませんが、
午後は、材料をセットにしていることで
自分の所有物なっているんです。
一旦、自分が所有すると、
困っていたり寂しそうな友だちに
自然に自発的に分かち合う気持ちが
湧いたのでしょう。
これこそが一部の大人が
忘れかけてしまっている相互依存。
相互依存は、互いの違いや
相容れない部分を受け入れ、
互いに同じ方向を向いて助け合う状態。
不思議ですが、
これが子供たちの中に
普通にできる子がいるんですね。
大人になると、
元々、持っていたものが
環境、立場の違いや概念の枠などができて、
自分視点で物事を見たり捉えたり
するようになるんですね。
相互依存は、ビジネスにも
強力な味方になってくれます。
自分視点の人=1と考えると、
互いにパートナーを組んでも1✕1=1です。
しかし相互依存を理解し実践している人=2とすると、
互いがパートナーになると2✕2=4になります。
ビジネスパートナーも
プライベートのパートナーも
相手によって人生が変わるので、
時間をかけて信頼関係を築きたいですね。