早朝の2時間は宝の山
実家のある倉敷には
フィギュアスケートの高橋大輔選手が
練習していたスケートリンクがありました。
元々、女の子と仲良くなるために
始めたスケートなので、
ある程度、滑れるようになるのが目的です。
ただ、正式に教わっていたわけではなく
時々、滑っているフィギュアスケート選手の
滑りを見よう見まねで滑っていたので
自己流もいいとこです。
そんな、単純な動機で始めたスケート
一度、後頭部から転倒して意識を失いかけたのが
トラウマになって異常に転倒を恐れるようになりました。
後ろに転倒するのは初心者に多く危険です。
そのせいかまったく上達せず、
同じ頃に始めた友人は
すでにバックも滑れるようになってました。
悔しい思いでその滑りを見ていた時、
いかにも幼い頃から滑っているような少年が
私の目の前でド派手に転倒したんです。
一瞬、空気が凍るような静寂、
心配したが、その少年は何事もなかったように
すぐ立ち上がり滑り始めました。
その時に気付いたんです。
前に転倒すれば安全だとね。
それから転倒の恐怖がなくなり、
前に重心をかけて滑るようにすると
フィギュアですからエッジの前にギザギザがあって
それに引っかかり前につんのめって転倒します。
その繰り返し、転倒しては滑り、
服がずぶ濡れになるまでやってると
身体のこわばりも取れ上達は早かったです。
スケートの転倒は、
私が起業を始めた頃の恐れに似ていて
目に見えない痛みに対する恐怖。
行動しないので失敗もありませんが
前に進むことはできません。
何回転んでもいいから、
つんのめらない程度の前傾姿勢を
身体で覚えるのが大切なんです。
ちゃんとした目的を持ちながら
一歩出ないのは転倒する恐怖にフォーカス
しているからです。
実践→失敗→改善→実践
あなたの行動を促すのは、少しの勇気。
誰に恥じることもない。