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新入社員研修は『社会人教育』のスタート 確実に身に付けさせる方法とは

2019年1月30日 公開 / 2021年1月1日更新

テーマ:新入社員研修・新人研修・若手の人材育成

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: ビジネスマナー

新入社員研修は社会人教育のスタート

 新人・新入社員に対しての研修は、各社が毎年知恵を出してそのカリキュラムや進め方に力を注いでいます。もちろん社内の規定やルールを知り、早く会社になじみこれから行う仕事への知識をつけていくことも、大切ですが…。
 やはりこれまで学生であった人達が、4月1日の入社日を境に、急に社会人になれるかといえば、もちろんそうではありません。これまで、バイトの経験があるという学生もいますが、これまで携わったバイトやパートと、正社員とは違うということも理解する必要があります。

 新入社員研修の目的として大切なことは、次の六つの点です。
①企業の経営理念や事業内容への理解を深めること
②企業の一員としての自覚をもたせ、働くことへの動機づけ
③職場への適応を促し、業務での役割を認識させる
④仕事をしていく上での基礎知識と、ビジネススキルを身に付ける
⑤ビジネスマナー、一般常識を学び身に付ける
⑥ビジネスパーソンとして、職場内・外のコミュニケーションの取り方を身に付ける

このうちの、①~③は、企業理解と新人・新入社員の職場環境へのマッチングが主で、④~⑥が、社会人基礎力といえます。なので、①~③は企業によっての専門・特定の事業内容や業務に関する知識やスキルの習得。④~⑤は、ビジネス全般に幅広く通用できる社員の育成を目的とした事柄と言えます。

つまり、社会人基礎力を身に付けさせることこそ、『社会人教育』といえます。
➢《新社会人必見!》新人教育での経営理念・企業理念は最重要事項

社会人教育は、新人・新入社員だけでなく、入社2年目・3年目のフォローアップやステップアップの必要な時期、また管理職になる前の教育訓練といった、仕事を続ける上でのその時々に応じたスキルの定着と、備えておくべき事柄・社員各々の新たな能力の開発を目指し、研修などを通して実施されます。
入社2年目を向かえる若手社員対象 ステップアップ研修2019➤参加受付を終了致しました。

 だからこそ、新人・新入社員の研修では、今後仕事を続ける上での「礎」ともなる「社会人教育」で、社会人としての基礎力を身につけ、実践的に業務に活かせるように指導・育成をしていく必要があるのです。
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新入社員研修で良いスタートを叶える為に…

これまで、新人研修・新入社員研修を長年に渡り担当してきた中で、気づいた点をお伝えします。
ここ3年~4年ほどですが、新入社員研修を担当している中で、体調が悪くなる新人・新入社員の数が増えてきていることです。
特に、研修実施会場が自宅から離れていて、宿泊を伴う研修の場合や入社式前から研修が始まっている企業の場合に、その人数は顕著といえます。5年以上前は、高校卒業の新人・新入社員が、短大・専門学校・大学卒業といった自分よりも年上の同期と同じ様に新入社員研修を受ける中で緊張感が増し、トイレの回数が増える、体調不良を訴えるといった様子が、見受けられました。ですが、ここ最近では、4年生の大学生であっても、大学院生であっても、極度の緊張感から体調不良を訴える場面も増えてきています。
皆様の企業では、そのようなことはございませんか?
これまでを私が担当した企業の総務ご担当の方や各種団体のご担当者も、同じようにここ最近の新人・新入社員の変化を敏感に察知しています。その年の入社したメンバーの顔触れや性格から雰囲気やカラーは違うものの、新人・新入社員のメンタルの部分は、特に以前よりもナーバスになっているように思われます。宿泊を伴う研修実施の場合は、健康面とメンタル面にも特に配慮が必要といえます。

どのようにすれば、より確かな社会人教育を受けさせられるのか

では、どのようにすれば、より確かな社会人教育を受けさせられることができるのでしょうか?
前述でも述べた、
①企業の経営理念や事業内容への理解を深めること
②企業の一員としての自覚をもたせ、働くことへの動機づけ
③職場への適応を促し、業務での役割を認識させる
④仕事をしていく上での基礎知識と、ビジネススキルを身に付ける
⑤ビジネスマナー、一般常識を学び身に付ける
⑥ビジネスパーソンとして、職場内・外のコミュニケーションの取り方を身に付ける
の中で、①~③の項目は、各企業内の所属・部署の教育担当者が受け持つことができます。ただ、④~⑥の社会人教育に関しては、是非専門の外部講師にお願いすることをお勧めします。④の『仕事をしていく上での基礎知識と、ビジネススキル』とは、「ビジネス文書力」「報連相の大切さ」「PDCAサイクルを理解する」など、実務上での基本と要件を理解し身に付けることです。
『ビジネスマナー・一般常識』は、皆様ご存知の通り、ビジネスパーソンとしての礼儀・礼節、言葉遣い、ビジネス上のマナーや、席次や名刺交換、電話応対・メールのやり取りといった事柄。
『職場内・外でのコミュニケーションの取り方』では、社内・社外での人との接し方の違いや、会話力・雑談力、営業力やプレゼンテーション力といった事柄です。

これらのことを、限られた新入社員研修の日程の中で、カリキュラムに入れて、確実に身に付ける為には、やはり専門性が必要です。また、反復練習や実際に体験することによって培われる面もあります。一度ではなかなか身につかないビジネスマナーですが、学んだことを振り返り、思い出し活用する・応用して業務に活かすことで、新入社員・新人は、成長していきます。この学びの振り返りと、知識の定着、業務への実践的活用には、動画配信を使っての教材導入もおすすめです。
スマートフォンの使い方に慣れて、身近であるからこそ、いつでも・どこでも、自信のない時・確認したい時に動画で正しい方法やスキルを見れることでより確実に身についていきます。新入社員自身が実際に体験し、ビジネスマナーの必要性に気づき、困った時こそ確認できるコンテンツ。
それが『MOVEON』を使った新入社員研修 アフターフォロー 動画配信サービスです。
【これまでの動画配信のダイジェスト】


新入社員研修のアフターフォローとして動画配信サービスを行います
新入社員研修での社会人基礎力を養う、『社会人教育』実施には、是非新人・新入社員に対しての実績や経験豊富な、『ビジネスマナー講師 谷澤優花』にお任せください。皆様の企業の大切な「人材」を『人財』にするべく、尽力致します。
新人・新入社員の本年度入社人数が少ない企業向け合同研修については、
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この記事を書いたプロ

谷澤優花

人を敬う心“接遇”を伝えるビジネスマナーのプロ

谷澤優花(谷澤優花)

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