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新入社員・新人・若手社員に「仕事の仕方」を教える為には

2018年2月18日 公開 / 2023年3月20日更新

テーマ:新入社員研修・新人研修・若手の人材育成

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: ビジネスマナー

最近の管理職の悩みに沿った、新人教育とは

企業研修の為に打ち合わせすると、管理職の方々から新人教育や若手の指導の際の悩みを伺うことがあります。
職種・業種は違っても、どちらの管理職の方々も新人・若手の指導方法にご苦労されているようです。
どのような悩みかというと…、
「若手に身に付けてほしい、学んでほしいのは、挨拶の角度や、笑顔のつくり方、丁寧な言葉遣いだけでなく『仕事の仕方・仕事を進める上でのやり方』なんですよね…」ということ。

企業の担当者や管理職の方の生の声として…
「仕事(作業)は、覚えるんですよ。みんな。こうやって、こうする。という順序や作業方法を。言われたこと、教えたことには、どの若手も従順でまじめにこなせるんです。でも、その為に必要な、仕事の仕方・進め方、それらを周囲と協力したり情報を共有しながらコミュニケーションをとるという、いわゆる、報告・連絡・相談の大切さであったり、PDCAサイクルの知識や必要性が、分かっていない…。
昔、我々が若手の頃は、先輩の姿を見て学べ、良いやり方を真似し、自分のものにし、自分らしいやり方に変えていけ。という気風だったんですけどね…。」
「それに、なんだろう…。最近の若い人は、察知する力、相手の気持ちを推測する力、場の雰囲気を読む力が弱いというか、身についていないというか…仕事は、一人でするものではないですし、自分の机上だけで終わらせるものでもない。どのように教えて(指導)していけばいいんでしょうね…。」

世代のギャップ、年齢差による考え方の違いといえば、それまでですが、企業が成長し、利益・業績を上げていく上で、社員が同じ目標に向かう為にも、新人・若手の『仕事の仕方・仕事の進め方』を知り、身に付け、現場で活かすことは、とても重要な課題であると思います。

限られた新人研修の時間内であっても、「仕事の仕方」を学ぶ

新入社員研修というと、社会人と学生の違いや会社という組織の理解、仕事をするうえでの心得
そして、ビジネスマナー分野の名刺交換の仕方・印象の良い挨拶の仕方、電話応対といった
一般的な(みなさんが新人の時に学んだ)カリキュラムを思い浮かべたり、若い頃を振り返ると思います。

それでは、今の新人・若手の初期教育、社会に入って最初に身に付けるべきこととしては、「不十分である」とご心配になるのも、理解できます。ですが、新人・新入社員研修の時間は限られているのも事実です。
ということは、定型化されたビジネスマナー研修ではなく、企業ごとに特化した内容やカリキュラムが必要ということです。

新人・先輩と外回り


ビジネスマナー講師 谷澤優花は、
これまでの新入社員研修・新人研修で培った指導方法に加え、香川県 商工労働部 労働政策課委託事業の「新人・若手社員対象研修会」のメイン講師としての経験から、離職防止・若手の職場内コミュニケーション向上のカリキュラムといった多数のノウハウをご用意し、企業ごとのご要望に沿えるよう、努めております。
また、企業側の意向だけでなく、受講される新人・若手の方々が取り組みやすく・受け入れられやすいカリキュラムやアクテビティを多く取り入れ、知識として覚えるだけではない、職場や現場で実践的できる内容、それらのことを忘れず定着させ活用できるプログラムで、研修しております。
新入社員研修 2019 香川県内企業対象 高松開催のご案内
新入社員研修プラン 一例 ➤http://mbp-japan.com/kagawa/yuukatanizawa-bm1/service2/23/

学生時代のアルバイト経験と正社員とは違うことを意識させる

実際に受講した新人・若手の皆さんからの感想文を読むと…
「私は、学生時代(大学生の頃)にアルバイトの経験があり、接客もしたことがあったので、ビジネスマナーや接遇といったことは、ある程度できているし、知っていると思っていたのですが、今日の研修をうけてその気持ちの甘さと、正社員として企業で仕事することの責任を意識し痛感しました。」

「ビジネスマナーというと、学生時代に就職活動の際の授業で学んでいたので、もうすでに知っていることだし、入社してすぐの緊張感と疲れから、長い研修は眠くならないかと心配していたのですが、就職活動の際に学んだことからさらにスキルアップした内容であったり、知らなかったことも多く、今回研修を学べてよかったと思いました。また、アクテビティやグループワークも多く、座学で受講するだけでなかったので、同期の社員の方とも知らず知らずのうちに、打ち解け協働して(協力して)物事に取り組むことの大切さや、コミュニケーションの大切さも学びました。終わってみるとあっという間の研修でした。この研修を受けて、もっと学びたいという気持ちにもなったし、自分が数か月経った頃、求められことも変わってきていると思うので、その頃にフォローアップ研修やスキルアップ研修があれば、是非受けてみたいと思いました。」
という、感想をいただいています。

私自身、毎年同じ研修をするのではなく、その年の年代のカラー(特徴)を踏まえて、力をいれる・重点箇所を変えたり、皆さんから研修後にいただいた感想文の内容から指導方法を省み、さらに改善したカリキュラムでその年その年の新人・若手の方と向き合えるよう、努めております。特に、新人・若手を一手に集めて行う各種団体の「新入社員研修」と違い、企業ごとに特化した研修内容で行う為、受講者の方々も戸惑うことなく、職場や現場で実践しやすいこともメリットの一つです。

これまでに・・・
「職場内でのコミュニケーション力が弱い上に、若手の人数が少ない為、活気や意気込みが感じられない」
「当社は、メールでのやり取りが多いので、ビジネスでのメールのマナーや定型文の基礎を付け加えて教えてほしい」
「職種による職場の上司の気質から、怒っているわけではないが、ちょっとした指導も若手が委縮してしまう傾向がある」
「仕事をしていたら、乗り越えるべき壁や嫌なこともあると思うが、それを乗り切る方法を早めに指導してほしい」
といった、これまでにご依頼頂いた、企業それぞれのご要望にお応えしてまいりました。
研修をお考えのご担当者の皆様、そして管理職の方々、改めて毎年行う「新入社員研修・新人研修」を見直してみませんか?このコラムでも記載した、お悩みやご要望のある企業の皆様は、お気軽にご相談・お問い合わせください。

また、受講者の方の感想文にもございました、新入社員研修・新人研修の時には、まとまった時間がとれない企業の皆様は、入社後3か月・半年を目安に、「フォローアップ研修」・「スキルアップ研修」の実施をおすすめ致します。新人・若手も、入社時とは違った悩み・不安が出でくる時期。そして、それらのことを今の若い世代は、周囲に気づかれることを嫌がり、内に秘める傾向があります。職場内でのコミュニケーションを向上し、若手の離職防止の為にも、是非、おすすめ致します。

この記事を書いたプロ

谷澤優花

人を敬う心“接遇”を伝えるビジネスマナーのプロ

谷澤優花(谷澤優花)

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