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谷川由紀

働き方改革支援・アンガーマネジメントのプロ

谷川由紀(たにがわゆき)

高松太田社労士事務所

コラム

人間の悩みは、全て、対人関係の悩み?

時々、人間関係に悩み、疲れてしまう時があります。

アドラー心理学では、「人間の悩みは、全て、対人関係の悩みである」と言っています。
人間の悩みを深く探求していくと、根本的なところは、全て対人関係の悩みに行き着くということのようです。

たしかに、たとえ業務が大変でも、さほどストレスを感じませんが、対人関係の悩みではストレスを感じることがあります。
先日も、「挨拶をしても無視をされる」、「話しかけても返事をしない」というような出来事がありました。

以前の私なら、イラっとして、こちらも態度でイライラを伝えるタイプでした。
でも、今は違います。

イラッときたら、まず6秒をやり過ごします。その上で、温度計で怒りの点数をつけます。
いずれのケースも、その態度に10点満点で4点。
私の場合、3点以下は「怒らない」と決めていますが、それを超えたものについては、放っておかずにその怒りと向き合うようにしています。

まず、このイライラの原因は、私のどのような「べき」が裏切られているのかを考えました。

「挨拶はコミュニケーションの基本。いかなる場合も挨拶はするべき」
「話かけられたら、返事くらいはするべき」

このようなべきが裏切られて、イライラしていることが分かりました。
そして、自分のべきの許容範囲を緩める努力を試みましたが、上記2つのべきは私にとって大切にしているべきであり、緩めることは出来ませんでした。

そこで、行動のコントロール技術「分かれ道」という4つの箱を使い、仕分けしました。

●「挨拶をしても無視をする」のケースは、相手の方が頻繁にお会いする関係ではないことから、「変えられないこと×重要でない」の箱に入れました。

この場合は、放っておく努力を全力でします。
重要でないし、変えられないと思っていることに、イライラし続けても時間の無駄だからです。

●「話しかけても返事をしない」については、比較的よくお会いする方なので、「変えられないこと×重要」の箱へ。

この場合は、変えられない現実を受け入れる。今できる行動を探します。
私の場合、「どう思われたいか、ではなくどう生きたいか」という言葉をまず思い出し、感情に振り回されるのではなく、自分の感情をコントロールできる人でありたい、という気持ちを思い出し、相手の怒りにも自分の怒りにも振り回されない自分を演じました。

アンガーマネジメントは精神論的なものでも、抽象的なものでもなく、単なる技術です。
このような流れで、イラッとしても都度、着地点をみつけられるようになり、怒りを育てることが少なくなりました。

それにしても、感情はぶつけるものではなく、伝えるもの。
もし、相手に対して気に入らないことがあれば、無視をしたり虐めたりするのではなく、その原因を相手にリクエストとして伝えられる大人でありたいと思います。

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