重心を感じて立つ うまさきせつこのボディコントロール
反り腰から中心の意識を作るー現役ダンサーの場合
昨日のコラム緊張の強い下腿O脚改善ー現役ダンサーの場合(2020年7月3日)
の続き。
肩の強張りが当たり前になっておられたが
反り腰で体の中心がイメージできない状態だったので
誘導して、中心が感じられる状態にしていった。
(前肩で強張った状態)
(チェック後)
前肩で肩甲骨が引っ張られ、肩が盛り上がっている。
上、前に体幹全体が引っ張られるので、背中の感覚も抜けてしまう。
上の画像の状態からチェックして
インナーで修正できるように誘導したのが下の画像。
肩甲骨の位置があるべき位置に戻せたので
体幹の底まで通す感覚ができて背骨が伸び
肩のラインはなだらかに広くなり
脇もつながって、中心が感じられて
体が締まっている。
腕も首も長くなっている。
上の画像では背骨を前に押しているので、お腹はぽっこり
重心も前になって、腰から脚が一つに固まっているので
腿はパンパン、写っていないが膝も後ろに押されるので
ふくらはぎの緊張がきつくなる。
下の画像では、まだ腰回りの感覚は薄いけれど
肩甲骨、胸郭の位置感覚を促したので
中心のイメージができつつあり
重心位置が戻り、体幹の底の感覚ができたので
お腹のポッコリもなくなって
お尻の形が変わり、無理がない。
背骨が伸びて首の傾斜も変わり
体幹と脚が分けられてつながり、脚が細く長くなっている。
「この感覚失いたくない!」
わかりますよ。
その気持ち。
自分ではなかなか修正できなかった体の位置感覚。
一旦感じると、誰でも失いたくありませんね。
まずこの感覚を感じてもらうことは大切。
自分の体が変化することが充分に可能であることを
知ってください。
私も含めて、自分の体の習慣は根強く
ちっとやそっとでは変わりません。
体寄りの自分の感覚は、自分で切り離すことは容易でないからです。
どんなに体に精通した人でも、何もない時にはキープできても
怪我をしたりした時には、自分の感覚と体が行うことのギャップができてきます。
私もケガをした時には、写真を撮ってもらったり
整骨院でみてもらって、狂いのある部分を指摘してもらったりして
ギャップのある部分を修正しています。
体はいつも同じではありません。
常に自分の体は注意深く観察し、体の感覚を育てて
最終的には自分で治す拠り所である
中心の意識を持っておくことが必要。
中心の感覚を知らない最初は
中心を感じてみないと、どこに向かえばいいのかわかりません。
体は心地よい感覚に会いたがるものです。
肩こり1つでも肩をもんでそれでよくなるものではないのです。
体幹を作るあらゆる要素を含んだ「美しい」正座は究極のストレッ(2020年2月7日)
正座ができるだけが目的ではなく、体幹や体幹につながるところを整えていくことで、体の状態が変化していきます。
正座を無理なくできる状態にすることで、ストレスのない体、したいことにつながる体を作って行きます。
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オンラインレッスンをお受けいただいた方のご感想(2020年5月15日 )