肋骨の位置を整えて自然な力の流れを作る
反り腰の人の背中がなぜ安定しないのか?
軸が通らないから。
片側のベクトルしか使えないので
背骨は伸ばしているようで充分伸びていない。
お腹もお尻も抜けてしまいやすく、股関節にもつながらず
それぞれの部位だけで頑張ることになりやすい。
反り腰の場合、こういう立ち姿になりやすい。
ご本人の名誉のために言っておくが
元々反り腰の方にわざわざやってもらったもの。
今はかなり改善されている。
反り腰のままでは体幹は思うように使えません(2019年11月13日)
反り腰は子供のうちはまだ骨も筋肉も成長途上で
柔らかく、腰痛なども少ないが
体が大人になるにしたがって、同じことがしにくくなったり
痛みが出たりすることがある。
背骨「反る」と「しなる」はどう違うか(2017年9月28日)
「反る」「しなる」の違いを知って長座につなげる(2018年10月24日)
安定した背中を得るため、体幹が使える状態にするために
体の裏側を使う意識を養う。
(背中を前に押して反り気味)
(体の裏側を意識した状態)
上の写真はわかりにくいかもしれないが、背中を前に押しているために
肋骨が開き、斜め上に上がって、胸を反らすように背骨を伸ばしている。
少し体が後ろに倒れて見えるのがわかるだろうか。
下の写真。
下腹を後仙骨の方ににすくい上げるようにして
背骨を這い上がるように伸びている。
体幹の底が押せる感覚がある。
片方向しかなかったベクトルが
双方向にできる。
胸の形も変化しているのが見える。
座ってするのがお尻がついている分だけわかりやすい。
立っていてもできる。
どこでもできるので、気づくたびに意識付けしていくと
徐々に変化した感覚ができてくる。
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