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コラム
体幹の流れがコントロールできる重心位置
2019年11月7日 公開 / 2021年3月3日更新
体幹の流れがコントロールできる重心位置
よく後頭部、肩甲骨、お尻、かかとを
壁にくっつけることができますか?とテレビの番組などで
よく言われる。
できますけど・・・
が・・
私にはこの重心が自然な位置だと思えない。
壁に後頭部、肩甲骨、お尻、かかとを付けた状態で立ってもらった。
頭から踵までを結んだ線を引いてみると
身体は前傾している。
少しの重心位置の違いだけれど
前腿に力が入って固くなり
重心は大抵はつま先方向に移る。
膝裏も後ろに押してしまう。
特にダンサーではこの姿勢の人はとっても多い。
体幹からの流れがつながらない。
背骨を伸ばそうとすると部分的には伸びるが
踵までつながりがない。
壁に背中を押し付けないで済む位置に
数センチかかとを離して立ってもらった。
腿の張りが取れて、脚が楽になり
脚の付け根に少し隙間ができて
膝を後ろに押すこともしなくて済む。
骨盤の幅から脚がはみ出さずに収まっている。
骨盤幅に脚を収納してスッキリと長く使える脚に(動画あり)(2018年8月18日)
足裏がきちんと踏めて
体幹の底が押せて、背骨が無理なく伸ばせて
中心に向かうベクトルを作る条件が整う。
ダンサーの中には前のめりのまま、
ぽこっと踵を上げてルルベする人も結構おられるが
安定が悪かったり、いらない力を使いすぎてロスの大きい使い方。
前傾の軸ではなく、この軸の延長上に立ちたい。
立つだけにいらない力を使いすぎると
したいパフォーマンスに力を発揮することが難しい。
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