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コラム
どれだけ自分の体と冷静に向き合えるか
2019年6月14日 公開 / 2021年3月3日更新
どれだけ自分の体と冷静に向き合えるか
人の意識は、いとも簡単に最初の自分で決めた設定から離れます。
体に痛いところがあって
痛い思いをしたくないと思っているのに
意識は痛いところに集中して、より痛くなる方へ負荷をかけたり、
脇がぬけないように
手首の位置はそのままだよ、と促しても
あらあら、手が動き続けている
どんなに体幹からの流れのつながりを通すことをしていても
一瞬で体幹を置き去りにして、脚ばかり上げようとする、
体幹部分は完全にヌケヌケ。
しかも自分ではそうなっていると気がつきにくいのです。
どういうことかわかりますか?
頭が体のすることに振り回されて
慌てふためき、我を忘れた状態になっているのです。
私も昔はさんざん言われました。
自分が見えていない
中心がない
全体を見ていない
今はそうではないと思いますが
自分自身を見失わないで
どれだけ冷静に自分と周りを見られるか
それはとても大切なことと思っています。
初めに注意して始めたことを最後の最後まで保つ。
最後の最後に「ああ~っ!だめだ!」
と自分から崩れてしまわないこと。
そう思った瞬間に、それまでそこそこできていたことも
まるっきりうまくいかなくなります。
自分の体を自由に使いたい
痛みなく動きたい
よりよくなりたい。
そう思ったら、自分の体といつも
向き合っていなければ仕方ありません。
恋愛と同じです。
とことん向き合わなければ、相手のことがわからない。
上っ面だけ見ていても、こんなはずじゃなかった!
と思うこともありますよね。
しっかり見てみないと勘違いだってします。
体も同じ。
向き合ってなければ、何も見えず
感じることもないのです。
自分から悪い方向に行かない。
じぶんのすることに最後まで責任を持つ。
人とのいい関係は自分と体の関係によく似ています。
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