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正座も開脚も前後開脚も、うまくいかない原因は同じ

2018年10月2日 公開 / 2021年3月3日更新

テーマ:ボディコントロール

コラムカテゴリ:スクール・習い事

正座も開脚も前後開脚も、うまくいかない原因は同じ

怪我をした直後であるなどは別にして
日常生活がほぼ当たり前に送れる場合
特に正座がきつく感じるのは原因はもちろん一つではないけれども
大きなこととして
背骨が思うように伸ばせない、ということがある。

背骨に原因があるというよりも伸ばせない無理な位置のまま
伸ばそうとしているので
背骨を伸ばせない代わりに体の方が代償行為をしてしまうので
あちこちがきつくなるということ。
開脚も前後開脚も同じ。

例えば
2つの正座を比べてみよう。

背骨の伸びない正座
背骨が伸びた正座
どちらも「正座」はできている。
日常生活に差し支えない正座ではある。
しかし上の正座の状態であれば、
同じ感覚で開脚や開脚前屈、前後開脚は楽にできない。

上の正座ではお尻を踵の上に納めることを考えてしまったので
上下のベクトルはない。
脚の上にどんと乗った状態なので
肩甲骨は上がり、骨盤は上に引っ張られてお腹も背骨も縮んでいる
お尻も横に広がった状態なので、その下にある脚も
膝とは方向の違う向きになって、バランスをとるために
足首から先は内向きになっている。

これは肋骨を整え前後開脚の感覚を作る(WS編)
の途中でやっていることをしたうえで
お尻をかかとにつける時にどんと乗ってしまった結果
それまでの意識が全てなしになった例。
自分自身で気づかれて、やり直したのが下の画像。

肋骨は整い、肩甲骨の位置も骨盤の位置も下りて
中心につながるベクトルもできて
脚は最初に意識したままをキープできて
足先の方向は膝の方向を違えずに伸びたきれいな正座になっている。

中心から分ける前後開脚は無理のない肋骨の形を意識して3
前後開脚、肋骨を整え股関節引き込み
開脚前屈、引き込みの感覚
どれも同じ使い方をしている。

開脚でも前後開脚でも前屈でも使い方を覚えてもらうのに
正座が可能な人には正座をしてもらって感覚を促すことがある。
これは椅子でも同じ。
一番体がねじれにくい、つながりやすい状態だから。

どなたも真剣に自分のうまくできないことをできるようにしたくて
真摯にレッスンされる。
ただ一つのことをやっていて、それを継続しつつ次の範囲に広げる、というとき
意識は新しいことに向かい、一番最初にやったことは抜けてしまう、というのがある。
部分ではなく全体の流れなのだ。

背骨が伸びた状態で正座や椅子に座れていますか?
美しいお辞儀ができますか?
痛くてもきれいでなくてもよければ
開脚も前後開脚はある程度までは
誰でもできる。
日常生活でごく当たり前にすることを丁寧にすることが
難しいと思えることを無理なくできるようになるために
とても必要なことだと
私は思っている。

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