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うまさきせつこ(うまさきせつこ) / ダンスインストラクター

うまさきせつこモダンバレエ研究所

コラム

スムーズでキレのある重心移動

2018年5月19日 公開 / 2021年3月3日更新

テーマ:ボディコントロール

コラムカテゴリ:スクール・習い事

スムーズでキレのある重心移動

重心移動する時、足主導でしてしまうと
脚は重く、バランスは悪く、キレがなかったり
ロボットのような動きになったり、豊かな感じには見えなかったり・・

体の方向を変え、重心移動する時には
それだけで安定して、スムーズできれいな動きにするために
体幹主導で動きたい。

体が安定し、四肢のいらない力が抜け、
しかもキレのある動きを覚えてもらうために
「バケツの水を撒く」
をしてもらった。

バケツの中に水がたっぷり入っていると
水の重さに体が取られて振り回されてしまう人は多い。
「たかが水を撒くくらい、簡単!」
と侮るなかれ。
重いバケツの水を自分の思うところへ飛ばせますか?

キレのある重心移動1
体幹の方向変換が中心から遠くなればなるほど
体は不安定になる。
体が遠回りさせられず、体が通る範囲が出来る限り小さいほど
体は安定する。

写真は水を撒く方向の反対側に体を一旦振っているが
この時、体がねじれていると、安定した流れから中心が持って行かれる。
中心が小さな操作で動かせるために
まずわかりやすい言い回しとして
手前(この場合、右)に股関節を引き込み
向こうに(この場合、左の)骨盤を送り出す。
バケツを体の芯でとらえているので、ぶれにくい。
体幹から方向変換
方向変換

キレのある重心移動2
方向を変える経過で、既に体は次に向かう方向
(左の股関節を引き込み、右の骨盤を送り出す)に向いている。

キレのある重心移動3
重心移動が済んだ時には、完全に方向がバケツの芯に向いている。
腰の高さはほとんど変わらず安定し
とても短い時間にとても小さな操作で細い幅を動いている。
もちろん、この時には骨盤と脚は分かれて折れており
前の脚にも、後ろの脚にも、上からの重みはかかっていない。
腰から裏から、力の流れが出て
バケツの水は、体の裏から出た流れの延長で飛んでいく。

実際に水の入ったバケツを持っているわけではないが
バケツを持たなくても体の中心が取られてしまう人が殆ど。
バケツの重みをイメージしてやってみて、頃加減。

これは何に通じるか。
踊りなら、片脚のルルベ、アラベスクなどのプレパレーション、ターン
走るならカーブのスムーズな走り、跳ぶ時の踏切、送り出し
球技、格闘技などの方向変換・・etc・・
どれにも有効な感覚になる。
キレがありながら、豊かで安定した美しいフォームになる。

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