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コラム
コントロールできなくて怪我するのは悲しいこと
2016年4月12日 公開 / 2021年3月3日更新
コントロールできなくて怪我するのは悲しいこと
体が柔らかい人はいいな~と
思われる方は多いだろうが、柔らかい人は柔らかい人で苦労する。
どこまでも柔らかくべちゃっといくが、張りが出なくて、きれいではなかったり
可動域の大きさゆえに、どこまでも行ってしまい
自分ではコントロールできなくて傷めやすかったりする。
何も意識しないでも、ある程度のところまではできてしまうので
その感覚を修正するのがなかなかに大変だったりする。
行きたい方向へ行きにくい固い人は、骨の位置を考えて方向を合わせなければ行きようがないので
頭を切り替えるのが
柔らかくて、自覚しなければどこまでも行ってしまう人より、少しはしやすいかも知れない、と思うこともある。
この方も体の柔らかい人である。
が・・少しずつ意識の仕方が変わり、感覚も変わって来られた。
これは差異がわかりやすいように「べちゃっとやってみて」と
わざわざやってもらったので、念のため。
背骨や股関節に負荷がかかり、股関節から脚にかけて
接地する面が少なく、方向も合わせにくく、つながりがなくなっている。
お腹はおそらく、べろんと抜けている。
尾骨を下げて背骨を通し、股関節も出来る範囲で引き込んだので
かなり楽な状態になっている。
股関節の折れ込みの範囲も大きくなった。
床に着く面が大きくなっている。
背骨が更に伸ばせて
股関節の中の感覚がもう少し明確になれば
まだもっと楽にできるようになられるだろうと思う。
開脚できればOK!ではなく
安全に自分自身の感覚として意識して使えることが大切だ。
体が柔らかいと言われる人は特に注意する必要がある。
モデルさんは研究熱心な方だから、これははこの方を特定している訳ではない。
あくまでも一般的なことである。
自分自身のコントロールができなくて
怪我をして欲しくない。
大人から始めた人は猶更、気を付けてほしい。
好きで、心ときめかせて始めたことで
体を傷めてできなくなることほど悲しいことはない。
一生懸命、我を忘れてがんばった結果
年を取ったら痛いところだらけ、体はぼろぼろ、と言う人を
何人も見ている。
自分の体は自分でしか守れないし
自分自身で伸ばしていくしかない。
冷静な目も第三者的に見る目もいる。
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