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コラム
下腹を意識しても股関節が折れないとき
2015年12月9日 公開 / 2021年3月3日更新
下腹を意識しても股関節が折れない
体幹部分をしっかり整えた状態で使うことで
股関節も深く折り込むことができ
骨盤と脚を分けて使え、更に連動して無理なく可動域が大きくなっていくが
あるべき骨の位置の感覚がイメージできないうちは
自分ではしているつもりでも、うまく機能していないことが多い。
下の写真は坐骨の感覚がある状態で、プリエしてもらおうとしたところだが
股関節が思ったより折り込めていない。
お臍を背骨に寄せて、背骨が上下に伸びるようにされているが
肋骨が押さえこまれた状態になっているので
上下の伸びを感じられる範囲が小さい。
全く伸びが感じられないのではないので、
「何だか変だな」くらいで気づきにくい。
それで更にお臍を背骨にギュウギュウ押し付けたりして
通りの悪いカチコチ状態にしてしまいがち。
肋骨を押し付けず
自然な位置にとどめ、その下からお臍を背骨に寄せて
上下に引っ張り合った状態がこちらの写真。
無理なく背骨が伸び、骨盤の傾きもなくフラットになっている。
当然、股関節もきっちり深く折れて
体幹部分も安定し、脚も長く楽に伸びた。
長座前屈、立位体前屈、体幹をどう伸ばすか
この後、坐骨の意識が自分で感じられ
全身をつなげながらプリエやタンジュをしたときに
この方は
「自分で体が間違いなくコントロールできている感覚があります!」
と言われた。
骨の位置を自分で感じられて、どう体幹部分を使うと整って
思う動きになるかをイメージできれば、自分の体をコントロールしていくのは可能なことである。
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