坐骨から土踏まずの感覚をどう全身につなげる？

2015年12月10日公開 / 2021年3月3日更新

テーマ：ボディコントロール

コラムカテゴリ：スクール・習い事

坐骨から土踏まずの感覚をどう全身につなげる？

坐骨から土踏まずまでをつないだ感覚を感じても
それを単独で感じるだけでなく、全身につなげて
あらゆる動きに応用できるようにしたいですね。

確実にイメージをつかんでもらいたいので
寝た状態で、自分の背骨から相手の仙骨までの流れができるようにしてみました。
膝に故障のある方は治癒してからです。
背骨が床に無理なくつき、流れが感じられます。
手先で押しただけでは感じられません。
肩甲骨から腕を使って、買い物カートを押す感覚と同じです。

私がするだけでなく、実際にレッスンされている人達にもしてもらいました。

相手の仙骨につながっている角度を少し変えて
坐骨との繋がりにアプローチします。
膝を押している人が相手の体を感じることが大切です。
難しいように感じるかもしれませんが
まずやってみることです。
手先ではなく背骨から、相手を感じること。

この時、坐骨から膝は楽に弛み、かつしっかり伸びています。

膝下だけをぽんと伸ばすのでなく、背骨から意識して
土踏まずまで伸ばしていきます。
坐骨からの流れが感じられます。
股関節の引き込みと坐骨～土踏まずを感じられます。

これは脇と肩甲骨のラインを自分で揃える感覚
と、全く同じ感覚です。
この繋がりの感覚がイメージできると

このようにつながっていきます。
Ｙ字バランスを単にしているのではなくて
骨のあるべき位置を意識できた状態になっています。
流れが滞らず、ノーストレスです。
違う方向を向いているどこかの部分がありません。

無理なくつながっている方向が揃っている脚。
体幹からの流れがそのままつながっているだけです。
最小限の力で、きれいにつながっていきます。

来年のＷＳでも、皆さんに感じてもらいたいと思っています。