採用難の時代。この時期こそ既存従業員の教育研修が効果的なわけ。
昨日は、三田市商工会主催の実践創業塾で、
「人材育成」をテーマで登壇しました。
創業の段階では、まずは一人で事業立ち上げます、という方も多く、
人材育成にピンっと来ない人もいましたが、いつかお役に立つ日がこればいいかな。
私は人材育成にとって重要な視点のひとつが、
「承認」だと考えています。
心理的にも、
人間には承認欲求があることが分かっています(マズローの欲求5段階説)。
「他人から認められたい」
この承認欲求を満たす言葉がけや接し方を行うことで、
その人の承認欲求を満たすことができます。
承認されることで、
「自分はここにいていいんだ」
「上司がちゃんと見ていてくれている」等の自己肯定感や有能感が生まれてきます。
人材育成は、承認欲求を満たせるような仕組みが必要です。
その仕組みは、例えば、評価制度です。
評価制度というと大層なものをイメージされる方も多いのですが、
大企業のようなものは中小企業にそのまま持ってきても使えません。
社長の頭の中には、ある程度の評価のイメージや基準があると思います。
そのイメージ等を言語化すればよいのです。
例えば、
「挨拶が大きな声でできる」
「売上目標の8割以上の達成」
「報連相ができている」
育成と評価は同時に行うことで育成の効果が上がります。
承認欲求を満たす仕組みがない、分からないという企業は、
簡単な評価制度を作成することをおすすめします。