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人材育成は「ほめる」と「承認」をうまく使い分ける

2020年1月23日

テーマ:研修 教育

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: 人材育成 研修

日本の軍人で連合艦隊司令長官だった山本五十六といえば、

「やってみせ、言って聞かせて、 させてみせ、 ほめてやらねば、人は動かじ。」

という言葉を残したことで有名ですよね。
人(部下)に動いてもらうためには、ほめることが大切だよ、と。

実はこの名言には続きがあることをご存知でしょうか。
それが、これです。

「話し合い、耳を傾け、承認し、 任せてやらねば、人は育たず。」

人(部下)を育てるためには、承認が大切だよ、と言われています。
もちろん何でもかんでも部下の言うことを聞くというわけではなく、
話し合うこと、そのためには傾聴が必須のスキルであることを指摘しています。
これは、現在の人材育成においても十分通用する視点です。

山本五十六は、「ほめる」と「承認」を違う概念で使っています。
もちろんほめることは大切です。
ただ、ほめすぎる風潮が行き過ぎると人は成長しないのではないでしょうか。
ほめると、その時は部下は動いてくれるかもしれない。
でも、ほめることが形式的・儀礼的になってしまったら、
部下も上司の言葉に感動を覚えなくなってしまうでしょう。

まあ、簡単に言うと、「嘘っぽく聞こえてしまう」ということです。

部下が最初の一歩を踏み出してもらうためには、「ほめる」。
その後、部下を育てていくためには「承認」という別のアプローチが必要なのです。

この記事を書いたプロ

三谷文夫

労使ともに幸せになるための労務管理のプロ

三谷文夫(三谷社会保険労務士事務所)

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