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三谷文夫プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

相談内容NO1は、「サービス残業」!!

三谷文夫

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テーマ:時事ネタ

「ブラック企業に関する電話相談に1000件!!」
これは9月2日の新聞などの見出しを飾ったタイトルです。

厚労省が行った電話相談結果の詳細はこちらからご覧なれます。
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/wakamono/index.html

さて、ブラック企業、ブラック企業、と最近巷で盛んに言われますが、
「ブラック企業ってどんな会社なの?」って思いませんか?
まあ、その辺はどういう意味で「ブラック」と呼ぶかは色々議論があるところです。

今回の電話相談でも厚労省はブラック企業という言葉を使っていません。
『若者の「使い捨て」が疑われる企業等』と言ってるんですね。

私がブラック企業という言葉でふと頭に思い浮かんだのは、
直木賞受賞した朝井リョウさんの『何者』という小説です。
この本にもブラックという言葉が出てきますが、
まさに厚労省の『若者の~』とマッチしているように感じます。
社会情勢をうまく表現できているなあ、と思った次第です。


とまあ、話がだいぶ逸れてしまいましたが、

今回の相談内容NO1は、「賃金不払残業」(=サービス残業)です。
なんと相談件数の5割以上を占めています。
しかも相談者は20~39歳がほぼ半分です。

これは、様々なツールで情報をたくさん持っている若者労働者は、
サービス残業に対しても従来にはなかった権利意識を持ち始めたことに
関係しているように思います。

相談内容NO2は、「長時間労働・過重労働」でした。

厚労省は労基法など関係法令違反企業に対する監督指導を行う方針を掲げています。
企業にとっては、長時間労働削減やサービス残業撲滅に向けた取り組みは急務です。
長時間労働がなければサービス残業問題が起こることも防げるはずです。

まずは、長時間労働の削減から取組みましょう!!

(おわり)

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三谷文夫
専門家

三谷文夫(社会保険労務士)

三谷社会保険労務士事務所

労務についての法的観点からのアドバイス、それに加えて人材育成、組織力向上についての研修を行うことができることが私の強みです。「明日から実践できる研修」をモットーに、現場ニーズに合わせた研修が特徴です。

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