骨盤は歪むのか？

こんにちは。
福岡県朝倉市にあるジム
生活習慣病の予防、改善の為の施設
フクラメディカルフィットネスです。

骨盤が歪む
このキーワードは巷やメディアでもよく耳にする言葉だと思います。
街中を見ても、骨盤矯正という看板を見かけます。

では実際に、骨盤は歪むのか？
これは様々な専門家によって意見が分かれます。

骨盤の解剖図はこちら


上の写真が前側から見た図で、
下の写真が後側から見た図です。

骨盤は、左右の腸骨、仙骨、尾骨、坐骨、恥骨で形成されていて
仙骨と腸骨は仙腸関節が存在します。

役割は、上半身の重さを受け止めることと
地面からの床反力を下半身から受けて上半身へと伝えたり、
動作へと繋ぐ役割を担っています。

反り腰、猫背などの姿勢にはかなり関与しますね。



骨盤のゆがみに対して、私の考え方としては、
歪むではなく、少々動くです。

解剖図をご覧いただくとお分かりですが、
骨盤にはかなりの靭帯が存在しますので
骨盤そのものがぐにゃぐにゃになることは、
ないと考えられます。※事故などで起きる骨盤骨折は別です。

先ほど説明しました、仙腸関節には前傾(ニューテーション）
後傾(カウンターニューテーション）という動きがあり、
それに伴って、左右の腸骨や坐骨まで影響を受けると言われています。
しかしその動きは数ミリ程度と言われています。

その数ミリ動くことを歪みと捉えるのか？そうでないか？
そこは人によって分かれるところだと思います。

股関節にも影響を与える骨盤ですから、
日頃足を片側だけ組む習慣があったり、
片脚に体重を掛ける習慣がある方で、腰痛や膝痛がある方は、
少し気をつけたほうがいいでしょう。

※文中の画像はプロメテウス解剖学アトラス解剖学総論/運動器系
より一部引用。

5月も今日で終わりです。
明日からは6月に入りますね。
今年ももうすぐ1/2が終わろうとしてます。

日々後悔のないように充実した1日を
送っていきましょう！