たんぱく質は筋肉だけのものではない
皆様こんにちは!
福岡県朝倉市にある、指定運動療法施設フクラメディカルフィットネスの
トレーナー、インストラクターの山下純司です。
汗についてのちょっと役立つ基礎知識を今まで
投稿してきました。今回が最後の投稿となります。
汗について...その①
汗について...その②
汗について...その③
汗について...その④
汗をかきやすい部位はどこなのか?
汗腺は全身に分布してますが、一斉に同じようにかくわけではありません!
汗をかく量は部位によって異なりますが、そのわけは、最も大切な脳と中枢神経を守ることを
優先しているためと考えられ、とても合理的なシステムになっています。
また、年齢や性別によっても違いがあります。
汗を多く部位にはわけがある。
一般的に、胸や背中のような体幹部のほうが、腕などの末梢部よりも汗の量が多いのです。
カラダの中で最も多く汗をかくのは額です。
これは、生命を維持するために最も大切な器官であり、
なおかつ熱に弱い「脳」の温度を一定に保つために重要な仕組みだと考えられます。
男性と女性で比べると、どの部位でも、男性のほうが女性よりも汗をかく量が多いようです。
年齢とともに汗をかく量は減っていく。
汗を最後までかきやすい部位とは?
汗の量の低下は、下肢→体幹後面→体幹全面→上肢→頭部の順に進み、
頭部での低下が最も遅いようです。
ここでもやはり、大切な脳の温度を守るために、最後まで頭部の温度調節機能を
維持しようとしていると考えられます。
圧迫すると汗が止まる不思議な現象?半側発汗
自動的に出てしまう汗を人為的に止める方法はなかなかありませんが、
人には不思議な反射が備わっています。
「半側発汗」と呼ばれるもので、皮膚を押したときに起こる反射の一種です。
カラダの上下左右のワキを圧迫すると、圧迫した側の発汗が止まるのです。
たとえば、カラダの左上半身のワキを圧迫すると、顔を含む左半身の汗が止まります。
このような反射が起こる理由としては、壁にカラダの片側をつけているような場合、
皮膚を圧迫されている部位は汗の蒸発が妨げられる可能性があるため、
汗を出しても無駄だと判断して止めている可能性が指摘されています。
ヒトのカラダの中で50~60%と最も多い割合を占めている水分を、
無駄に使わないための工夫なのかもしれません。
上記の文章は図は、下記のリンクより抜粋させていただきました。
汗の基礎知識