同一労働同一賃金、格差は不合理と判決が相次いでいます。
政府は、非正規雇用者の待遇を改善するため、仕事の「熟練度」や「技能」を賃金に反映させるよう、秋にも法改正をする予定です。法改正される予定の法案(③は新法)は、
① パートタイム労働法
② 労働契約法
③ 派遣労働者の待遇に関する法律
アベノミクスにより失業率は大いに改善されてきました。しかし、労働者の賃金は増えていません。企業が人を採用するに当たり、正社員ではなく非正規雇用を増やしていることに原因があると政府は考えています。アベノミクスを軌道に乗せるためにも、「同一労働同一賃金」を実現して賃金の底上げを図るべく、法案を改正したい意向です。
具体的な内容は、経営者が賃金を決める際、熟練度の考慮を義務づける規定を上記3法に設ける
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なぜ非正規が正規よりも賃金が低いのかを企業に説明責任を課す
今後、非正規雇用者に対して、賃金を低く抑えられていることについて、企業に説明責任が課せられます。その際に社員と同じような仕事をしていると、賃金を上げざるを得なくなってくるでしょう。ですから、逆に言えば、正社員には大い「企画力」「判断力」「交渉力」などを要する付加価値の高い仕事をしてもらわなければ、説明がつかなくなってしまうでしょう。
自社の正社員と非正規雇用者の「仕事」について、今のうちから見直してみて下さい!!