総務省発表1月「労働力調査」 / 千葉県 市川市 社会保険労務士
総務省が昨日、労働力調査の詳細集計を発表しました。
http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/4hanki/dt/pdf/2013_2.pdf
いわゆるパートや派遣社員など非正規労働者の数は、平成25年4~6月期平均で前年同期と比べて、
106万人増え、1881万人となり、過去最多を更新しました。
非正規の男女別内訳は、男性が603万人、女性が1278万人。非正規の仕事に就いた理由は、男性では「正規の職員・従業員の仕事がない」との回答が最も多い168万人(30.7%)、「自分の都合のよい時間に働きたい」111万人(20.3%)、女性では「家計の補助・学費等を得たいから」が最も多く331万人
(27.5%)、次いで「自分の都合のよい時間に働きたい」が301万人(25.0%)、3番目が「家事・育児・介護等と両立しやすいから」が191万人(15.9%)、「正規の職員・従業員の仕事がない」は4番目で175万人(14.5%)となっています。
男性と女性で理由は大きく異なりますが、「正規の職員・従業員の仕事がない」ためやむを得ず非正規労働者になっている方が、合計343万人もいます。アベノミクスにより、完全失業率は6月のデータで、3.9%前月より0.2ポイントの低下と3か月連続の改善を見せていますが、非正規雇用者の増加ということで今ひとつ中身が伴っていないようです。