春闘の一斉回答について書いた記事がJIJICOに掲載されました。
円安により、業績が上向きつつある自動車メーカーですが、今春闘においては、各社の労働組合も、賞与・一時金の大幅増の要求が相次いでいます。ただ、人口減少・若者の自動車離れなど国内市場は縮小傾向、また海外での価格競争の激化もあり、雇用確保を最優先とし、ベースアップ(ベア)の要求は見送りました。
ところで、このところ春闘についての報道が多くあり、「賞与」と「一時金」という言葉が良く出てきますが、これの違いって、何なのでしょう?
基本的にどちらも同じです!
ただ「賞与」は漢字の通り、「賞めて与えるもの」なので、経営者側がこの言葉を使います。これに対して組合側は、「賞めて与えられるもの」などではなくて、年間給与の中に当然組み込まれていて、当然の権利としてのものである、として「一時金」という言葉を使います。労働組合は、「賞与」という言葉は使用しません。