企業経営とは、「下りのエスカレーターをあがってゆくもの」
1、日本の商品パッケージを、そのまま海外で使用すると、失敗する
日本という国は、先進国では少数派の移民を受け入れない国であり、しかも、日本人は民族的にも統一的で、宗教が生活に与える影響が強くありません。
そのため、日本のBtoCマーケティングでは、同じブランディングを、同じデザインで販売するのが、常識となっています。
このようなことに慣れた日本企業が、移民の流入が激しく、民族的・宗教的にも多様で、その影響が生活に大きい海外の国へ進出しても、日本と同じ、商品パッケージのデザインで売ろうとする傾向があります。
2、国別ではなく、コミュニティ別に商品パッケージを「少量生産」する
よく、僕は、
「・・国では、どんな売り方をすればよいでしょうか?」
と日本企業から聞かれます。
しかし、この質問自体が、既に「日本企業らしい」聞き方なのです。
海外の一つの国の中には、多様な出身地・多様な民族・多様な宗教のコミュニティができていて、その生活習慣やデザインセンスは、コミュニティごとに異なります。したがって、海外への商品販売におけるデザインは、国ではなく、コミュニティごとに検討をしなければなりません。
例えば、海外にある日本人コミュニティへのマーケティングでは、日本国内のデザインで、世界中、売れます。中小企業が海外進出をすると、よく大間違いをしているのは、海外進出をしたつもりが、現地の極小の日本人コミュニティだけに販売をしていることがあります。
これでは、そのマーケットが小さすぎて、全く発展性がありません。海外進出の意味が、全くありません。
検討しなければならないのは、例えば、
- 各国の中華福建系のコミュニティに売るにはどうするか?
- イスラム教徒コミュニティに売るにはどうするか?
- 南方仏教系のコミュニティに売るにはどうするか?
このような、コミュニティ別に商品パッケージを「少量生産」する方法で、検討をするのが適切です。
ところが、日本国内で、このようなデザインパッケージを制作してくれるデザイン会社はありません。
株式会社URVテクノインテリジェンスの海外販売用商品パッケージデザインプロジェクトでは、各国の現地情報リサーチャーが行う、コミュニティ別の市場調査の結果を踏まえながら、日本人デザイナーが、コミュニティ別に商品パッケージデザインを行い、それを、少量生産する印刷所と連携して、少量から商品パッケージデザインをお引き受けする事業を開始しました。
詳しくは、是非、下記のページをお読みください。
マーケティング支援事業
海外販売用商品パッケージデザインプロジェクト
https://urv-group.com/services/marketing/product-package-design/