企業価値を計測する指標として使われる、EBITDAを理解しよう
1、お知らせ
松本尚典が最高経営責任者を務める企業グループ URVグローバルグループ の、特集 M&Aを正しく活用する時代に 、M&Aの現場からVol.1 買収側:O社 売却側:D社の事例 ~M&Aか、あるいは事業承継か? ~ をリライトして公開しました。
2、友好的M&A故の、トップ面談の重要性
「M&Aの現場から」では、機密のベールに包まれて、一般的にその実態が全く知られていないM&Aの現場の状況を、多くのM&Aに立ち会ってきた松本尚典が、機密保持義務に反しない配慮をしながら、発信する特集です。
Vol.1では、売り側が事業承継案件、買い側が成長著しいグループ企業の案件です。この案件では、僕は当初、買い側企業のM&A担当者として関り、案件が非成立になった後、僕が独立してからの、株式会社URVプランニングサポータ-ズにて、事業承継を含む経営全般の支援を売り側に立った企業様から、コンサルティングとしてお引き受けしたという事案です。
この案件が、何故、M&Aとしては不成立になったかと言いますと、その究極的な理由は、買い側の企業のオーナー社長が、トップ面談をせずに、M&Aをまったく知らない中途半端な役員に、トップ面談をやらせ、その結果、売り側のオーナー社長から、買い側の真剣度を疑問視されたからでした。
日本のM&Aは、アメリカのように敵対的なM&Aは、ほとんど存在しません。友好的M&Aは、従業員のその後のモチベーションなどを含めて、非常に好ましいものだと僕は思っておりますが、一方で、それは、買い側と売り側が対等な交渉を積み上げることで成立する、信頼関係が基礎になっています。
売り側のオーナー社長というのは、自分だけが株を売り抜けて儲けてしまえば、あとは、野となれ山となれ、とは、一切、おもっていません。
長年、自分を支えてくれた幹部や従業員が、どのような会社に承継をしたら、その後、活き活きと活動してくれるか、という、親心ともいうべき気持ちで、M&Aの買い側が自分の会社をその後、育ててくれるかという目線で買い側をみています。
そうすると、買い側のトップが、上から目線で自分の会社をみてきたり、その人格が卑しいと感じると、いかに、カネをだしても売らないのが、日本のM&Aの売り企業なのです。
もちろん、買い側としても、売り側の会社に、従業員に未払い残業代があったりなど、経営者として卑しい経営をしてきた会社は、利益をどんなにあげていても、買おうとしません。
その意味で、M&Aは、売り側・買い側ともに、経営者の人格とそれまでの経営の仕方が試される場でもあります。
そのステージが、両経営者が直接会う、トップ面談という場なのです。
Vol.1の事例では、このトップ面談を失敗して、破談になった案件をとりあげています。
是非、お読みください。
URVグローバルグループの成長企業M&A
https://urv-group.com/services/consulting/growing-manda/
特集 M&Aを正しく活用する時代
M&Aの現場から
Vol.1 買収側:O社 売却側:D社の事例 ~M&Aか、あるいは事業承継か? ~ https://urv-group.com/manda/manda-scene/vol-1/