コロナ禍でも、社会が本当に必要とする価値を提供する企業は、躍進を続ける 株式会社MentorFor

松本尚典

松本尚典

テーマ:マーケティング ヒット商品 発想法


1.人口減少・労働人口が減少し続ける日本では、女性が男性と同様に活躍することは、必須のソリューション


日本社会の人口減少と少子高齢化は、コロナ禍で更に加速をしています。

これによる全人口に対する労働人口の比率の減少が続く中で、日本社会の有効内需を維持するソリューションは、次の3つの方法しか残されていません。

①高齢者の活躍
②外国人移民政策の変革
③女性の活躍


このうち、②の外国人移民政策の解放は、大規模な移民政策の変更となりますが、既に欧米がこれに後ろ向きになっている現在、日本が、ここから、この政策に踏み切ることは、国民感情を踏まえると、考えにくいでしょう。

従って、日本社会は、今後、高齢者の活躍と、女性の活躍を、真剣に模索するほか、国内の内需を維持することはできないでしょう。

このような課題に向けたソリューションは、日本社会が、待ったなしで突き付けられている課題に対する方策であり、コロナ禍の最中においても、そのソリューションが社会で、求められ続けて参りました。

2.株式会社Mentor Forのビジネスのご紹介


このような日本社会に必須のソリューションのうち、女性が企業などの団体のマネジメントとして活躍するための支援を専門とするメンターを、企業などの団体に提供する事業を専門とするのが、株式会社Mentor For(以下、メンター・フォーと称します。)です。

企業に向けたコーチングのサービスを提供する企業は、他にも数社ありますが、メンター・フォーは、女性のマネジメントとしての活躍という分野へのメンタリングサービスで、多くの大企業への導入事例を有しており、この分野で、多くの大企業から厚い信頼を受けて、サービスの提供を続けている企業です。その売上上昇は、コロナ禍においても、まったく衰えることがありませんでした。

3.人材ビジネスの信頼を支えるための仕組みとは?


人材ビジネスには、大きくわけて、2つのビジネスモデルがあります。

①人材のマッチングビジネスモデル
②人材の選抜育成ビジネスモデル


中小企業が人材ビジネスに新規事業で進出する場合、非常に陥りやすい誤りが、①の人材マッチングビジネスモデルを安易に作ることです。

マッチングビジネスモデルというのは、人材ビジネスに限らず、不動産仲介ビジネスやM&A仲介ビジネスという領域で活用されるビジネスモデルです。

マッチングビジネスは、二つの取引主体を結びつけることに付加価値を生み出すビジネスモデルですが、その双方の取引主体の「質」を担保しないことが前提となっています。

換言すれば、双方の取引主体は、相手方の「質」は自己責任で見抜き、取引をする否かを決めることが前提となります。

マッチングビジネスモデルの付加価値は、登録する主体の「質」ではなく、「量」にあるのです。

取引主体は、相手方を大量に掲載されている情報から、相手候補を大量に選び出し、その中から、自分の取引に適した相手を選ぶために、マッチングビジネスモデルのツールを使用します。

人材ビジネスで言いますと、その典型例が、求人サイトです。

求人サイトでは、求職者の質は、一切審査されていません。従って、求人企業は、サイトを利用して求職者の母体を大量に集め、そこから取引主体である求人企業が、面接などの審査をして、働いてもらう方を選定することが、利用の前提です。

求人企業として、求人サイトを利用するには、求職者を選抜する能力があることが前提で、その選抜能力が低い企業が、求人サイトを無闇に使うと、自社に全く適さない人材や、他の職場では採用されない人材を掴んでしまい、「ババ抜き」の敗者のように、常に人材のババを掴む結果になります。

このような仕組みが前提となる、マッチングビジネスモデルで成功するためには、登録する主体の「量」を集めることが絶対の条件になります。そして、この「量」を絶対的に集められるのは、その業界のトップランナーの大企業だけになってしまいます。

求人サイトでいえば、リクルートが業界のトップランナーですから、求職者は、ほとんどは、リクルートのサイトに登録してしまいます。資本力がなく、業界のシェアーを持っていない中小企業が、安易にマッチングビジネスに進出すると、登録主体の絶対量を押さえることができず、付加価値を出すことができず、モデルを構築するにかけた多大な投資が回収できません。

一方、取引主体の中には、このような人材選抜能力がない企業や、選抜自体をアウトソーショングしたい企業があります。そのような企業は、マッチングサービスではなく、人材の選抜育成ビジネスモデルを使います。

また、メンター・フォーのように、メンターという専門性とともに、高い人間性や社会経験を有する豊かな知性を持った人材をあてなければならない事業モデルでは、マッチングビジネスを展開すれば、必ず、取引主体の信用を失ってしまう結果になります。

4.メンターの選抜・育成に初期から徹底的にこだわり続けたメンター・フォー


ちなみに、先にご紹介したメンター・フォーは、設立時から、メンターのマッチングビジネスを安易に行うのではなく、優れたメンター人材の選抜と育成に注力をしてきました。

有資格者だけを単にサイトに登録させて、マッチングさせるビジネスではなく、女性のマネジネメントのメンタリングを実施できる人材を、自社のスクールを通じて能力面・人格面を観る多面的な視野から育成・選抜することにこだわってきました。

そのメンターの質の高さ、そして運営のきめ細かなサポートが企業の高い評価を受けて、現在、女性のマネジメントの育成を志向する多くの企業や団体へ向けて、メンタリングサービスの提供を行う実績を積まれてきました。

そして、受注量が非常に増えた現在は、この企業のニーズに量にマッチするだけのメンターを安定的に提供し続けるため、メンターの育成を専門とする、一般社団法人ビジネス・キャリアメンター協会を別組織として設立し、女性へのメンタリングを超えた、幅ひろいメンタリングを実施できる人材の育成に入っておられます。

育成したメンターの中から、更に厳しい選定を行い、企業への提供を続けておられます。

株式会社MentorFor 池原 真佐子社長
https://urv-group.com/works/works-016/


5.社会的なニーズを追求するという理想で、マーケットを創出し、見道な生産活動で、需給をバランスさせて、成長する


コロナ禍でも、メンター・フォーは、「その先の社会ニーズ」を追求するソリューションを追求していたため、それを本当に必要とするお客様の企業のニーズは伸び続け、マーケットを拡大し続けています。

ただ、社会的な価値だけを追い、もし、メンター・フォーが、マッチングビジネスを行っていたら、おそらく、企業の信用を失って、成長することは難しかったでしょう。

メンター・フォーは、お客様が増えても、メンターのサービスの質に妥協をせず、選別と育成、そして運営面での細かいフォローという「厳しい道」を選択したため、マーケットが拡大をしても、サービス力を落とすことがなく、大きな成長を継続した企業だと、僕は思っています。

社会の流れに乗るだけでは、企業の継続的な成長はできません。このような「流れに乗る」だけの経営者が、次々に、リングから退場するのを、僕は、経営コンサルタントとして、長年見続けてきました。

大切なのは、流れに乗ってマーケットを拡大しつつも、商品開発やイノベーションを妥協せずに進めたかどうかです。

このような企業だけが、長期的な成長軌道に乗ることができるのです。


松本尚典の中小企業経営者支援コンサルティングサービス

https://mbp-japan.com/tokyo/yoshinori-matsumoto/service1/5002501/

\プロのサービスをここから予約・申込みできます/

松本尚典プロのサービスメニューを見る

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

松本尚典
専門家

松本尚典(経営コンサルタント)

URVグローバルグループ 

経営者の弱みを補強して売上を伸ばし、強みをさらに伸ばして新規事業を立ち上げるなど、相談者一人一人の個性を大切にしたコンサルティングで中小企業を成長させる。副業から始めて、独立で成功したい人も相談可能。

松本尚典プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

年商5億円の壁を突破したい社長のための経営コンサルタント

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ東京
  3. 東京のビジネス
  4. 東京の経営コンサルティング
  5. 松本尚典
  6. コラム一覧
  7. コロナ禍でも、社会が本当に必要とする価値を提供する企業は、躍進を続ける 株式会社MentorFor

松本尚典プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼