ミドル&シニアの抗重力トレーニング。脚はどのように鍛えるのが得策か?
こんにちは、トレーナーの八巻です。
今回は、姿勢についてのお話を一つしておきます。
トレーナーとして、もうかれこれ15年以上いろいろな体の癖をみてきましたが、
大きな気づきの一つとして、
背中や腰・もっと大きく言うと、
背骨が上手く丸められない人が意外と多いなというのがあります。
背中が丸まっている人と、背中が上手く丸められない人。
椅子に長く座っている事が多く、
自分は背中が丸まって姿勢が悪い・猫背であるという自覚がおありの方も多いと思います。
実際に円背気味の姿勢の方が多いのも事実です。
しかし、レッスンなどで自分の意思で背中や腰を出来るだけ丸めてみるように促してみると、
なかなかうまく体が丸まらない人は多いのです。
背骨は、24個の骨が連携して体を反る・丸めるの姿勢をつくる。
体を丸めたり、逆に反ったりする時、背骨の動きが欠かせません。
背骨は24個の骨が積みあがって出来ており、その一つ一つが動いて丸まったり反ったりします。
その一つ一つがみんな同じように動けばきれいに体を丸められますし反れますが、
その中に上手く動かない箇所があると上手く全体的に丸まらないとなってしまいます。
多いパターンが、腰のあたりが上手く丸まらないパターンと、
胸のあたりが上手く反れないパターンです。
普段から腰が反り気味の反り腰の方は丸まりにくいです。
腰が反ってつぶされているような感じなので、
腰椎や筋肉に負荷がかかり続けて痛くなるのです。
猫背の人も背中が丸まって後ろに崩れ落ちるような姿勢になるので、
腰もつぶれた姿勢になります。
こういう人は、腰のあたりを伸ばすようにトレーニングをする必要があります。
骨盤と肋骨の後ろ側を遠ざけるようにストレッチをしつつ、腰が真っすぐにではなく、
少しカーブをさせながら伸ばす意識が必要です。
こう伸ばすと、腰が少し楽になる感じがすればOKです。
これが腰を上手に丸められる第一歩になることでしょう。
今回は以上です。
ありがとうございました。