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【スキー・ゴルフの身体操作】重心は、常に両足の間に置いておくべし!

八巻稔秀

八巻稔秀

テーマ:スポーツパフォーマンスアップの秘訣

こんにちは、姿勢トレーナーの八巻です。

今回は、スポーツにはもちろん、
普段の歩きなどでも実はとても重要な
「重心」についてお話します。


人の重心の中心はどこにある?


少し物理的なお話になりますが、
人も一つの物質として考えたとき、
物体の質量の中心・重心があります。

難しい事をおいておくと、人間の重心はおへその下くらいのところにあると言われています。


赤い印のあたりに「総合重心点」があると言われる。
下腹・両足の間にあるのが望ましい。




武道などでは「丹田」と表現されるあたりのところです。



真っ直ぐ立った時、その重心点は、
両足のちょうど間にあるのが望ましいですが、
例えば背骨がどちらかに側湾していたら、
左右どちらかに重心は少し偏るでしょう。


スキーは重心移動のスポーツ

例えばそんな風に体がゆがんでいる人がスキーをしたとしたら、
どちらかの足に重心が偏りやすくなります。
左右のターンに得意不得意が出てくるのは、
こんなところに大きな原因があったりします。




なので、左右に足を開いた時、
下腹の重心は左右の足の真ん中になるようにするのが望ましいという訳です。


スポーツにおける重心移動とは、
この考え方を元にして、
左右の足の間でこれを動かす事だと考えれば良いでしょう。





ゴルフの場合
ボールを前にアドレスをとる時の姿勢では、
ちょうど下腹の重心は両足の間にあります。
足の裏には両足とも同じくらいの荷重がかかります。

ここから振りかぶると右に重心は少し移り、
振りおろすとまた左方向に戻る感じになります。
この右→左に重心が移る時に、
体が移動するエネルギーが結構生じます。


特に一般レベルのプレーヤーだと、
この点を無視して上半身だけのスイングになってしまったり、
体が必要以上に動き過ぎてしまうスイングになったりし、
それらはパフォーマンスが不安定になるだけでなく、
故障のリスクが増えてしまう点もあるので、
気をつけないといけないところです。



両足の間で運動は出来るだけ行いたいところですが、
往々にして、ゴルフのスイングで腰が折れたり、
骨盤が横の動きをしてしまったりという動作が出がちです。


こういう形が続くと、腰や股関節などを傷めるリスクが上がりそう。




と、スキーやゴルフをまず例に出して重心についてお話しましたが、
これは、歩く・走るといったより基本的な人の動きでとても大切な要素になります。

特に走る事においては、競技的な物も絡んでくる人も多くなるでしょう。
重心移動をうまく利用できる事は、走力アップに大きな効果が期待できます。


今回は長くなってしまったので、
次回、走る事における「重心移動」についてお話したいと思います。

今日はここまでにいたします。
ありがとうございました。

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八巻稔秀
専門家

八巻稔秀(スポーツトレーナー)

TYカラダ調整セラピー

独自のエクササイズ「カラダ調整体操」をベースに、体のゆがみを本来の形に整え、正しい姿勢や動作へ導くトレーニングメニューを提供。スポーツイベントや出張指導で、生き生きとした日常を応援します。

八巻稔秀プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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