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コラム
ゴルフ上達につながる、股関節の機能のお話 ”股関節の内旋・外旋”について
2019年12月23日 公開 / 2020年11月7日更新
こんにちは。
当コラムでは、スキーやバレエダンスに必要な体の機能のお話を多く取り上げてきています。
今回は、ゴルフに必要な体の機能についてのお話を初めてしてみようかと思います。
股関節の内旋&外旋とは、どんな機能?
股関節の外旋・内旋とは、機能解剖の用語で
股関節を介して上下の骨格が内外に回る動作の事を言います。
例えばこのように、骨盤が正面を向いたまま、
大腿骨を外へ回すと、これが「外旋」になります。
対して、内側へ回すと「内旋」です。
こんな機能だと思っていただければOKです。
脚の上を、骨盤が転がるように”回旋”する
股関節の外旋&内旋は、ゴルフはもちろん、
スキーや野球・テニスを始めほぼ全てのスポーツにとても重要な役割を持つ動きです。
しかし、上の画像のような、脚を回す使い方ではなく、
別の使い方をする場合が多いのです。
それは、
「脚の位置は変わらず、骨盤の方が回る」
という使い方です。
上の画像の場合は、骨盤を固定してそれを基点に脚が回る事によって起こる回旋動作でしたが、
脚を固定して、それを基点に骨盤の方が回る回旋もあり、
こちらの動作をゴルフでは使います。
この画像の動作は、骨盤の方を回しての”股関節内旋”になります。
骨盤が外を向いているので、「外旋じゃないの?」と思われた方もおられると思いますが、
これは大腿骨との位置関係で考えます。
骨盤に対して、大腿骨が内外どちらに回っているかでみます。
外を向いている骨盤に対して、大腿骨はそれより内の正面を向いていますので、
内旋になります。
この時左の股関節は逆に外旋をしています。
どちらを基点に動かすかによって、二通りの動かし方が関節は出来るのですね。
(ペットボトルの蓋を開ける時、普通はボトルを固定して蓋を回しますが
蓋を固定してボトルを回して開ける事も出来ますね。そんなイメージです)
ゴルフでこの動作を使う時は、
「固定された台(脚)の上を、骨盤が左右に向きを変えて転がるように回る」
そんなイメージで使えるといいですね。
ゴルフ愛好者必見! 股関節を使った腰の回し方エクササイズ
それでは、今日ご紹介した、
股関節の回旋動作を使い、骨盤を回転させる動作のエクササイズを
ご紹介いたします。
脚を前後に開きます。
右足が前の場合、骨盤を左に向けます。
ここから、骨盤を右の方に回します。
この動作中、脚は前を向いたままで、膝が内側に折れないようにしましょう。
このようにして、脚の上を体が回るように練習していきます。
両足そろえて行うとこうなります。
ゴルフのスイング時の動作ですね。
正しい動作を会得すると、
思うように体が動くようになり、上達もスムーズになります。
ぜひこういった、スポーツの基になる基本の身体動作にも目を向けてみてはいかがでしょうか?
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