phiピラティスマットインストラクター養成コースのお知らせ
“breath”
「呼吸」についてのお話しです。
ピラティスのエクササイズにおいて「呼吸」をとても重要視しています。
それは日常生活の向上において「呼吸」はとても大切なものだからです。
ピラティスにおける呼吸法のルール
1、息を吸う時間と吐く時間は常に同じ長さにするようにします。
2、呼吸は動きと結びついているものです。動いている時は絶対に息を止めないように
します。
3、吸気を背中に押し込むように深く息を吸い、胸郭を右と左に広げるようにします。
こうすることで、肺の下の方まで息を送り込む事が出来ます。
4、息を吐く際には、胸部を元の位置へ戻すようにし、腹筋の深層部を意識しながら、
・おへそを脊柱へ近づけるようにします。
ピラティス氏は
“呼吸とは性を受けて最初に行う行為であり、そして生後尽きるその時まで行う行為である”と述べています。
“息を吐く時には、肺の中がまるで真空状態になるように、肺からすべての空気がなくなるまで絞り出していくように”とも述べています。
ピラティスのエクササイズは呼吸と共に一定のリズムで動きます。
それは、人の動きは全て呼吸と結びついているからです。
ピラティス氏は、呼吸法を教えるために2つの理論を用いたそうです。
それは伸展理論と屈曲理論と呼ばれる2つの理論です。
伸展理論は脊柱が伸展の状態にあり、さらに伸展する際に脊柱を支えるために息を吸い込む理論です。
屈曲理論とは脊柱が屈曲される際に、深層部の腹筋群を働かせるために息を吐く理論です。
また呼吸の指導するにあたって、
2つの理由から 鼻から息を吸い、口から息を吐く という呼吸法でご案内しております。
①吸気が鼻腔を通ることで空気の埃など洗浄され、体がその吸気を使用する時までに、空気が加湿され温度が少し上昇するという理由です。
②「ハ」という形で口から息を吐く事で首や顎関節をリラックスさせる事が出来るため呼気を絞りやすくなり腹筋の深層部を刺激できます。
(吸気=吸う、呼気=吐く)
人は1分間に平均15~20回も呼吸しているといわれ、1日に約3万回になります。
多くの人が日常においてほとんど無意識に呼吸を行っています。
正しい呼吸法を理解し実践することにより体幹の深層部分の安定性が増します。それにより脊柱の可動性や肩関節、股関節の可動域も向上します。
つまり
全身をより機能的に動かす事も容易になります。