『マージン・ミックス』、ほとんどの人が知らない戦略的・活用術【商人舎magazine7月号】原稿
スーパーマーケット業界では、
「良い商品を導入すれば売れる」時代が終わりつつあります。
人口減少、競争激化、最低賃金上昇、人手不足――。
こうした環境変化の中で利益を残している企業には、
ある共通点があります。
それは、
“伝える力”が強いことです。
・店長が現場を動かす力
・バイヤーが商品価値を伝える力
・売場で購買意欲を高める力
・POPでお客様の心を動かす力
・従業員が接客で価値を伝える力
つまり、
「何を売るか」だけではなく、 「どう伝えるか」
が、売上・粗利益・生産性を左右する時代になっています。
本コラムでは、
スーパーマーケットの現場で即実践できる
「売れる提案」と
「売れる売場」をつくるための
“伝える順番の原則”について解説します。
目次
■なぜスーパーマーケットの現場で「伝える力」が重要なのか
多くのスーパーマーケットでは、
・提案が通らない
・売場変更が定着しない
・重点商品が売れない
・POPを付けても反応が弱い
・スタッフごとに説明内容が違う
という問題が起きています。
しかし、その原因の多くは、
商品力不足だけではありません。
実際には、
「相手に伝わる順番」になっていない
ことが大きな原因です。

どれだけ良い商品でも、
どれだけ優れた販促企画でも、
相手が理解しやすい形で整理されていなければ、
人は動きません。
これは、
・社長への提案
・本部会議
・バイヤー商談
・売場づくり
・チラシ
・店頭POP
・接客トーク
すべてに共通しています。
■売れる提案には「4つの順番」がある
スーパーマーケットの現場で成果を出す提案には、
共通した流れがあります。
それが次の4つです。
①課題|どんな問題が起きているのか
最初に必要なのは、
現場課題の明確化です。
例えば――
・夕方の客数は多いのに惣菜の買上点数が低い
・値引きロスが増えている
・重点商品の回転率が悪い
・来店頻度が低下している
・価格競争で粗利益率が下がっている
ここを整理せずに、
いきなり対策を話しても、
相手は理解できません。
まずは、
「何が問題なのか」
を共有する必要があります。
②原因|なぜその問題が起きているのか
次に重要なのが、
原因分析です。
例えば――
・メニュー提案不足
・売場導線の悪化
・関連販売不足
・SKU過多による作業増加
・重点商品の訴求不足
・価格訴求偏重による価値提案不足
問題には必ず原因があります。
原因を明確にしないままでは、
対策が場当たり的になります。
これは、
多くのスーパーで起きている
“対症療法型マネジメント”です。
③解決策|どう改善するのか
ここで初めて、
具体策を提示します。
例えば――
・夕方出来立て強化
・関連販売のクロスマーチャンダイジング
・単品大量販売への集中
・作業標準化による人時改善
・POPによる時短メニュー提案
・重点商品のフェース拡大
ここで重要なのは、
「あれもこれも」
を詰め込まないことです。
現場では、
情報量が増えるほど実行率が下がります。
だからこそ、
“判断に必要な情報だけを絞る”
ことが重要になります。
④効果|実施するとどう変わるのか
最後に、
成果イメージを明確にします。
例えば――
・客単価向上
・粗利益率改善
・値引きロス削減
・作業時間短縮
・人時売上高改善
・来店頻度向上
経営層や店長は、
「その施策で何が変わるのか?」を見ています。
ここが曖昧だと、提案は通りません。
■売場づくりでも「伝える順番」が重要
この考え方は、POPや売場でも同じです。
例えば、
「新じゃがいも 198円」
だけでは、
お客様の感情は動きません。
しかし、
【簡単!時短!家族が喜ぶ春ごはん!】
レンジで5分。
ホクホク食感で夕食完成!
肉じゃが・ポテサラにおすすめ!
このように、
①課題(忙しい)
↓
②解決(簡単・時短)
↓
③具体提案(肉じゃが・ポテサラ)
↓
④効果(家族が喜ぶ)
という順番になると、
購買率は大きく変わります。
つまり、
売場とは「伝達装置」なのです。
■価格競争から抜け出すスーパーの共通点
現在のスーパーマーケット業界では、
・ドラッグストア
・ディスカウント業態
・EC
・大型チェーン
との競争が激化しています。
この中で、
単なる価格競争を続けると、
当然、利益は残りません。
だからこそ重要なのが、
「価値を伝える力」です。
例えば――
・旬の価値
・鮮度の価値
・時短の価値
・健康の価値
・地域性の価値
・ストーリーの価値
これらを、
お客様に分かりやすく伝えられる企業ほど、
利益率が高くなります。
■これからのスーパー経営は「説明力」が利益を決める
今後のスーパーマーケット経営では、
単なる作業管理だけではなく、
・伝える力
・提案する力
・理解させる力
・実行させる力
が、ますます重要になります。
特に、
店長
部門チーフ
バイヤー
本部スタッフ
には、
「相手を動かす説明力」が必要です。
そして、その基本が、
①課題
②原因
③解決策
④効果
という“伝える順番”です。
■最後に|売場も会議も「順番」で成果が変わる
もし今、
・提案が通らない
・重点商品が売れない
・売場改善が進まない
・従業員教育が浸透しない
そう感じているなら、
まず見直すべきは、
「何を言うか」ではなく、
“どんな順番で伝えているか”
かもしれません。
伝え方が変わると、 現場が変わります。
現場が変わると、 売場が変わります。
売場が変わると、 利益が変わります。
これからのスーパーマーケット経営に必要なのは、
「安さ」だけではなく、
“価値を伝える力”なのです。
(文:新谷千里)
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