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福味健治

建築主の思いを形にする注文住宅のプロ

福味健治(ふくみけんじ)

岡田一級建築士事務所

コラム

現場監督さんが足りない

【カフェテラス】

2018年7月13日

3Kの象徴の様な現場監督業

バブル崩壊以降長期低迷を余儀なくされていた建築業界ですが、今年に入り異変が発生しています。
現場監督が足りないのです。複数社の工務店さんが異口同音に現場監督がいないと云います。現場監督と呼ばれる施工管理者は、工程管理・品質(施工)管理・予算管理・安全管理と云った管理を統括的に行う仕事で、その人の能力次第で建物の出来ばえが変わると言っても良い重要な職種なのですが、今現場監督を希望する若者がおりません。
行う仕事の責任の重さと相まって、3K(キツイ・危険・汚い)が建築現場に付きまとう為です。
20年ほど前であれば、50歳前後の現場代理人と呼ばれる現場監督の下に主任技術者と呼ばれる若手の現場監督が数名ついて現場をこなしていたのですが、最近は余程大規模な工事でない限り、1~2名の現場監督さんが管理に当たっておられます。
20年ほど前の若手監督が50歳前後になって来ましたが、手足となる若手監督がいないのです。
各工務店の、営業担当者も口を揃えた様に、「お陰様で仕事は幾らでも入って来るのですが、監督がいないので請け負う事が出来ないのです」と云います。大学も理系離れが進んでいると聞きます。このまま現在の現場監督が定年期を迎えれば、建設業界はあと10年ほどで崩壊してしまうでしょう。

当然ながら需要と供給のバランスが崩れ始めています

日本全国を見渡せば、それほど景気が良いとも思えません。2020年に向けて東京オリンピックの整備事業がこの業界のトピックスとなっていますが、場所は関東と限定的です。相次ぐ震災等の復興事業にも手を取られている事もありますが、需要を満たすだけの、現場監督の絶対量が不足しています。
建設業は、各産業の集大成の様な側面があり、非常に裾野の大きな市場です。建設に必要な原材料の価格そのものも景気の動向に応じ堅調に推移していますが、昨今の建築費の高値止まりは、仕事を消化する現場監督者の不足による間接経費の高騰です。
3Kを承知でこの業界に飛び込む若者は、家業が建設業だからとか、特殊な例を除けばないと言って良い状態です。3Kを少しでも解消しようと、間接経費に金が掛かるのは需給バランスを考えると当然かもしれません。
今後の建設業界の行く末が案じられます。

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