失礼な電話
人は利害が絡むと他人の目を気にするようになる
先日NHKで面白い番組を見ました。人が決断するときの心理についてがテーマでした。
美人コンテストで美人を選ぶのは、個人の主観の問題ですから、自分が気に入った人に投票すれば良いだけの簡単な話しです。それだけでは単純で簡単な話しなのですが、そこに一つの条件を付けます。1位に投票した有権者に賞金を出すと云う条件を付けるのです。
すると、お金が欲しくなるために、自分の意見はどうでもよくなり、最も得票しそうな美人は誰なのかを探す様になります。つまり人が良いと思うであろう人を選ぶのです。この意識は何に対しても不変で、株価など会社の実績に関係なしに、良さそうに思える雰囲気だけで株価が上下するのです。
これを住宅に当てはめると、ハウスメーカーのブランド戦略にこの心理が応用されています。人が良いと判断しているモノはやはり良いのだろうと考えるのは、実は誤りなのです。他人の評価を気にせず、自分が気に入ったモノを選ぶ事に目覚めないと家造りは失敗します。